千葉、観光農園「成田ファームランド」がクラフトビール醸造所をオープン

魅力たっぷりの観光農園が、クラフトビールの自社醸造を始めた。

■成田ファームランドのクラフトビール

7月31日にグランドオープンした千葉県成田市の「成田ファームランド」は、緊急事態宣言が解除されアルコール提供が可能になったため、10月13日より自社製造のクラフトビール販売を開始した。

「成田ファームランド」は「食べる」「買う」はもちろんのこと、「収穫体験」をしながら同時に農業を「学べる」施設だ。

『健康な土で育った農作物は体に優しく美味しい』をテーマに、木材チップの堆肥にこだわり、農業を追求して世界へ発信する観光農園施設を目指している。

季節毎に開催するいちご狩りやブルーベリー狩りなどの収穫体験や、バラやアヤメなスイレン等の四季折々の花が楽しめるフラワーパークなど、総面積25,000平米の広さを誇る農園で魅力いっぱいの自然を満喫できる。

■クラフトビール3つの楽しみ方

「成田ファームランド」本館内にある「成田ファーム醸造所」では、ピルスナー、ペールエール、ヴァイツェンの3種類を醸造している。

日本の大手メーカーがベースとしているピルスナー、程よい苦みでバランスの取れたペールエール、苦みがなくフルーティーな香りが特徴のヴァイツェンと、好みで味を選べるのは嬉しいところ。

また、糖度が高く香りが強い自社のいちごを使用したフルーツビール『いちごエール』を開発した。ストロベリーエキスをふんだんに使うことで、さわやかないちごの香りを感じるとともに、飲むといちごの酸味とホップの苦みの両方が味わえる商品だ。

本館では自社の独自農法で育てた野菜や果実を販売しているほか、それらの食材を使ったランチやカフェも楽しめる。さらに、施設内のスイーツ工房では、プリンやバウムクーヘンなどのスイーツを手作り。

別館の「成田ファームBBQ」では、手ぶらで食べ放題・飲み放題、または持ち込み自由なバーベキューを楽しめる。

自社製造のクラフトビールは、本館飲食コーナー「ファームキッチン」でのジョッキ販売か、「成田ファームBBQ」のアルコール飲み放題プランで味わうことができる。「物販おみやげコーナー」ではビン入りを発売しているので、気に入った味のビールを買って帰って、家でゆっくり楽しむことも可能だ。

緊急事態宣言も明け、やっと外で飲めるようになった今、農園の自然の中で昼からクラフトビールを堪能する秋の休日を過ごしてみるのも良さそうだ。

成田ファームランド

所在地:千葉県成田市所1199番地1
公式サイト:https://narita-farmland.com/

(冨田格)