より精悍になった「アウディQ5」は、グレードの違いも明確化

現行のアウディQ5は、2017年に登場した2世代目。軽量化とパワーアップを同時に果たすという理想的な肉体改造に成功し、クワトロ(4WDシステム)による卓越した走りに磨きをかけている。

続く2019年には、日本市場では約40年ぶりとなるアウディ製のディーゼルモデル「Q5 TDI」を復活させ、アウトドア派への魅力的な選択肢を加えている。

今回の大幅改良では、外装デザインを大幅にアップデートし、「Q」モデルならではのパワー・堅牢性・安全性を力強く表現している。

具体的には、八角形のシングルフレームをよりフラットで幅広い形状に変更。LEDヘッドランプの上部には、新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトを組み込み、開口部を広げたサイドインテークには、台形をモチーフにしたデザインを採用している。

グレード構成は、ベーシックな「advanced」とスポーティな「S line」という2種類。「advanced」は最上級SUVの「Q8」が採用しているグリッド形状のグリルにマットアルミルックの垂直ラインを採用し、ベーシックグレードでありながら力強く個性的な装いとしている。

一方の「S line」は、クールなハニカムメッシュグリルを採用し、前後のLEDライトにはダイナミックインディケーターを内蔵。また、Sルーフスポイラーも装備し、控えめながらも見る人が見ればわかるスポーツ性を漂わせている。

インテリアでは、10.1インチのタッチスクリーンや音声認識機能を備えた最新のインフォテインメントシステム「MIB3」を初採用し、快適なドライブをサポートする。

パワートレーンも刷新し、「45 TFSI quattro」は2.0Lの直噴ガソリンターボ(249ps/370Nm)を、「40 TDI quattro」は2.0Lの直噴ターボディーゼル(204ps/400Nm)をそれぞれ搭載。いずれも7速Sトロニックに加え、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステムを組み合わせている。

また、コースティング時にはエンジンを完全停止したり、AWDクラッチ付のquattro四輪駆動システムによって前輪のみにトルクを配分するなど、パワーと効率性、快適性をバランスさせている。

高性能バージョンである「SQ5」は、アルミニウムルックの専用ハニカムメッシュグリルや新装備のマトリクスOLEDリヤライト、ダンピングコントロールSサスペンション、ダイナミカ/レザーのコンビシートなどを標準装備する。左ハンドル仕様も選択可能で、パワートレーンは3.0LのV6直噴ガソリンターボ(354ps/500Nm)に8速ティプトロニックを組み合わせる。

■グレードおよび価格
40 TDI クワトロ advanced=681万円
40 TDI クワトロ S line=739万円
45 TFSI クワトロ advanced=730万円
45 TFSI クワトロ S line=788万円
SQ5=915万円

(zlatan)

画像元:アウディ ジャパン