コレクター心をくすぐる、Leeより第2次世界大戦当時の復刻モデルが登場

長い歴史を持つLeeの復刻シリーズ第2弾が登場だ。リー・ジャパンよりLee ARCHIVES「WWⅡ大戦モデル」が2021年1月7日(木)に発売された。

■ヴィンテージウェアを再現するARCHIVES

Lee「アーカイブス」は、伝説的なプロダクトたちを現代に蘇らせるプロジェクト。

アメリカ・カンザス州で雑貨の卸売業を営んでいた創業者、ヘンリー・デヴィッド・リーが1911年に自社工場でワークウェア事業を始めて以来、100年以上もの歴史の中で輩出したマスターピース。

その多くは、現在、ヴィンテージウェアとしてコレクションと研究の対象であり、貴重な歴史的遺産となっている。

「アーカイブス」はそれらコレクションを忠実に復刻し、オリジナルと遜色無い折り紙つきのクオリティで再現している。

■当時の世情を色濃く残した“大戦モデル”

1942年第2次世界大戦当時、アメリカのW.P.B(戦時製品監督局)は、物資統制により、衣料品に用いる素材や金属等の部材簡素化を国内企業に命じた。

ジーンズも様々な仕様の“簡略化”が義務化。

軍衣料に採用されたものを汎用品として、月桂樹が刻印されたボタンや無地のドーナツ型ボタンといった廉価な既製パーツ、通常よりボタンの数が少ないボタンフライフロント、バックポケットのステッチの省略など、この時期だけに見られる特異なディテールが大戦モデルの大きな特徴であり、一目置かれる所以となっている。

■WWⅡ 101J COWBOY JACKET

1930年代に誕生した“COWBOY JACKET”は、第2次世界大戦禍、物資統制により様々なディテールの変更を余儀なくされた。ボタンはCOWBOY刻印から汎用月桂樹ボタンに変更し、ワークウェアを誇示するトリプルステッチはダブルステッチに。

胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため、丸みのある形状に、そしてバックルバックを廃止し、リベットとプリーツのみに省略。

Leeと言えば左綾だが、同商品は1944年まで採用された右綾仕様となっている。

■WWⅡ 101 COWBOY PANTS

当時の物資統制に伴い、軍用にジッパーが大量に必要となり、ジッパータイプの101-Zが生産休止、ボタンフライのみとなった。トップボタンに汎用月桂樹ボタン、フライボタンは無刻印に。

そしてコインポケットのリベット、バックポケットのステッチ及び補強布が省略された。本来、前ポケット・股部に使用されていた銅や真鍮のリベットに代わり、鉄製無着色のLee刻印が入った通称“UFOリベット”に変更している。

LM6201-89 ¥20,000+TAX

積み重ねてきた歴史が細かなディティールから感じられるアイテムを、ぜひ手にとってみて欲しい。

Leeウェブサイト
URL:https://lee-japan.jp/

(hachi)