アウディの「RS」は、メルセデスなら「AMG」、BMWなら「M」、レクサスなら「F」に該当する高性能かつエクスクルーシブな存在。そのルーツをさかのぼると、1994年に登場した「RS 2 アバント」にたどり着く。
開発を手掛けるのは、アウディのモータースポーツを牽引しているAudi Sport GmbH(かつてのquattro GmbH)となる。
今回の一部改良では、より精悍かつ心昂るエクステリアデザインなどが与えられている。
新型「RS 4 アバント」ならびに「RS 5 クーペ/スポーツバック」では、ボンネットの先端に往年のAudi quattroを彷彿させるスリットを備え、前後バンパーやエアインレット、サイドシルなどにもアグレッシブな専用デザインを採用する。
さらに「RS 4 アバント」ではフロントサイドに遮音効果を高めるアコースティックガラスを採用し、「RS 5 クーペ/スポーツバック」では照射距離を2倍に拡大したレーザーライト・ハイビーム付きのマトリックスLEDヘッドライトが備わる。
また、すべてのモデルにヒーター付きのステアリングが新たに標準装備されている。
パワートレーンは、最高出力450ps/最大トルク600Nmを発生する2.9LのV6直噴ツインターボに、8速ATと4輪駆動のクワトロを組み合わせる。こだわり派に向けて、ステアリング位置は左/右が選べるようになっている。
「TTRS クーペ」は、フラッグシップである「R8」のエッセンスを色濃く注入しながら、さらにダイナミックかつ洗練されたスタイルを採用。パワートレーンは、最高出力400ps/最大トルク480Nmを発生する2.5Lの直5・直噴ターボに、7速デュアルクラッチとクワトロを組み合わせる。
RS誕生25周年を記念した「RS 25 years」は、「RS 5 クーペ」を除く3モデルに、それぞれ限定35台で日本に割り当てられている。
ボディカラーには「RS 2 アバント」に敬意を表すノガロブルー・パールエフェクトを採用し、内外装にはもはや“全部入り”とも言える贅沢な特別装備を奢っている。
たとえば外装では、ブラックのAudi ringsやレッドブレーキキャリパー、カーボンエンジンカバー、マットアルミニウムルックのボディ下部パーツなどを採用。一方の内装は、専用ロゴ付アルカンターラ/レザーシートをはじめ、デコラティブパネルカーボン、専用ロゴ付フロアマットなどによって、RSならではの世界観が表現されている。
■グレードおよび価格
RS 4 アバント=1,250万円
RS 5 クーペ=1,340万円
RS 5 スポーツバック=1,340万円
TTRS クーペ=1,026万円
RS 4 アバント RS 25 years=1,480万円
RS 5 スポーツバック RS 25 years=1,590万円
TTRS クーペ RS 25 years=1,309万円
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン
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