直近1年間に食べたシリアル食品は?興味深いアンケート調査

何かと忙しい朝の時間。朝食も簡単に済ませたいという人は少なくないだろう。簡単な朝食の筆頭「シリアル」は、どれくらいの人が食べているのか、興味深い調査結果が発表された。

直近1年間に食べたシリアル食品

直近1年間にシリアル食品を食べた人は4割強、「グラノーラ」が28.2%、「コーンフレーク」が19.5%。「グラノーラ」は女性の比率が高く、女性10~50代では各4割弱となっている。「コーンフレーク」は、男性10・20代や女性10~30代で高い傾向。

◆シリアル食品を食べる頻度
「月に1回以下」が直近1年間に食べた人の35.1%、「月に2~3回」が20.4%。週1回以上食べる人は4割強、『オートミール』『グラノーラ』『ミューズリー』主利用者では5~6割となっている。

◆シリアル食品を食べる場面(複数回答)
「朝食代わり」「朝食のメニューの1つとして」「おやつ、間食」が直近1年間に食べた人の3~4割。「朝食代わり」は若年層、「おやつ、間食」は女性で比率が高くなっている。

◆シリアル食品を食べる理由(複数回答)
「おいしい」が直近1年間に食べた人の48.6%、「栄養バランスがよい」「食物繊維やビタミン、ミネラルなどが多い」「手軽」が各30%台。『ミューズリー』『ブラン』主利用者では「食物繊維やビタミン、ミネラルなどが多い」が最も多くなっている。

◆シリアル食品の購入場所、購入時の重視点(複数回答)
購入場所は、「スーパー」が直近1年間に食べた人の80.2%、「ドラッグストア」が25.2%となっている。

重視点は、「味」「価格」が直近1年間に食べた人の5~7割、「原材料」「穀物・果物等の種類」「栄養成分」「容量、サイズ」「食感」が各20%台。「味」「価格」に続く項目は、『グラノーラ』主利用者では「穀物・果物等の種類」、『コーンフレーク』『シリアルパフ』主利用者では「食感」、『ブラン』主利用者では「栄養成分」となっている。

◆シリアル食品の利用意向
シリアル食品の利用意向者は4割強。女性や若年層で比率が高く、女性10~30代では6割前後となっている。直近1年間に食べた人では7~9割弱、食べていない人では1割強。

回答者のコメント

◆シリアル食品を食べたいと思う理由、思わない理由 (全6,615件)
『食べたいと思う』
・牛乳に浸したときに牛乳が甘くなるのが小さい頃から好き。(男性37歳)
・賞味期限が長く自分で食べられる量を調整できるので小腹を満たすのにちょうど良いから。種類も多く季節限定品もあり飽きが来ない。(女性32歳)
・嚥下障害のため、コーンフレークに牛乳をかけて8時間ほどおいて、朝、食べる。(男性64歳)

『食べたいと思わない』
・食事というよりお菓子っぽくて、食べた気がしない。(女性58歳)
・シリアルは牛乳を掛けて食べるイメージがある。牛乳を飲むとお腹を壊すので食べない。(男性57歳)
・腹持ちが良くないから。健康に良いと見聞きしたことはあるが、あえて購入せずとも普段の食事の改善したい。(女性23歳)

『どちらともいえない』
・たまに食べる分には良いが、いつもだと飽きてしまう。朝食がこれだけだとちょっと寂しい。(女性61歳)
・自分はたまに食べてもいいかなと思うけど、同居人は絶対に食べたがらないのでわざわざ購入するまでに至らない。(女性50歳)

シリアルを積極的に利用する層と、抵抗を覚える層には大きなギャップがあることが調査結果から見てとれる。在宅時間が長い今、手軽に栄養補給も可能なシリアルを食生活に取り入れてみては。

調査結果:https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=26003

回答数:10,270件

調査会社:マイボイスコム株式会社
調査手法:インターネット調査
調査期間:2020年3月1日~5日

(冨田格)