シトロエンファンが待ちわびた「ベルランゴ」が遂にやってくる!

新型レジャービークル「ベルランゴ」は、基本コンポーネンツを兄弟車のリフターと共有しながら、シトロエンならではの独創的かつアヴァンギャルドなデザインやセンスによって、ユニークな魅力を生み出している。

万能性や実用性の高さは1996年にデビューした初代ベルランゴから続く伝統で、欧州の一部地域ではネット検索を“ググる”と呼ぶのと同じような意味合いで「ベルランゴ」の名前が使われるほどだという。

3代目となる新型のデザインは最新シトロエンの例にもれず、2段構えのポジショニングライトとヘッドライト、フォグランプをラウンドしたノーズ部分に配し、ドア下部には「C4カクタス」などにも採用されるエアバンプ(空気入り衝撃吸収パネル)を採用。都会的なのにちょっとワイルドな雰囲気を漂わせる。

ボディサイズは全長4,403×全幅1,848×全高1,844mm、ホイールベース2,785mm(すべて欧州仕様値)。手動式の両側スライドドアや独立開閉式ガラスハッチ付きのリアゲート、ルーフの大半がガラスとなるパノラミックルーフと収納スペースを融合させた「Modutop(モデュトップ)」などを採用する。

2列目シートはリフターが6:4の分割式であるのに対し、ベルランゴのそれは幅の等しい3座独立式となる。ラゲッジ容量はリフターと同じで、通常時597L~2列目前倒し時の2,126Lという広大なスペースが広がる。

搭載するパワートレーンは、最新の1.5L直噴ターボディーゼル(130ps/300Nm)+8速AT+FF(前輪駆動)。パワートレーンこそ兄弟車のリフターと同じながら、足回りの味付けはシトロエンらしくコンフォート志向となっているだろう。

リフターに標準装備となる「アドバンスドグリップコントロール」が装備されないこともあり、「デビューエディション」の価格はリフターのそれより11万円リーズナブルな325万円となる。

運転支援システムは、ストップ機能付きのACCや緊急時の自動ブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、フロント/バックソナーなどを標準装備する。

(zlatan)

画像元:プジョー・シトロエン・ジャポン