新型コペン GR SPORTは、ライトウェイトスポーツの魅力をよりダイレクトに、より濃密に感じられるモデルとなる。その開発は、ボディ剛性アップや足回りのチューニングを中心に進められた。

具体的には、フロントブレースの追加やセンターブレースの形状変更などによってボディ剛性を高めつつ、そのボディに合わせて足回りを最適化。専用ショックアブソーバーの採用やスプリングレートの調整により、しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を追求している。

また、専用チューンが施された電動パワーステアリングも相まって、ステアリング操作とクルマの動きとの一体感も高められている。スポーツ走行だけでなく、日常のふとした交差点でも意のままにコントロールする「気持ちよさ」が味わえるだろう。

走るための機能性を優先したというエクステリアでは、冷却性能を向上する大開口のロアグリルと、ダウンフォース向上を狙ったアンダースポイラー形状のフロントバンパーが、低重心かつ精悍なイメージを強調する。さらに、バンパー側面の延長やフロントバンパーエアアウトレットの設定などにより空気を整流し、空力性能の向上も図っている。

一方のインテリアは、専用レカロシートや自発光式3眼メーターに加え、同じく専用のピアノブラック調センタークラスターを採用し、上質スポーティな雰囲気を作り出している。

ボディカラーは全8色、内装色はブラックのみ。搭載する660ccの3気筒エンジンは64ps/92Nmを発生し、5速MTあるいはCVTを介して前輪を駆動する。WLTCモード燃費は18.6km/L（5速MT）／19.2km/L（CVT）をマーク。電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」も標準装備し、気軽にオープンスポーツドライブを愉しめる1台に仕立てられている。

■価格
コペン GR SPORT＝243万5,000円（5速MT）／238万円（CVT）
※トヨタ・ダイハツともに同価格

（zlatan）

画像元：トヨタ自動車、ダイハツ工業