梅の香り漂う太宰府天満宮と名物「梅ヶ枝餅」

太宰府天満宮は、菅原道真公をお祀りする全国約12,000社あまりある天神様の総本宮で、「学問・至誠・厄除けの神様」として知られ、年間に約1000万人の参拝者が訪れる。

菅原道真公の御墓所の上にご社殿を造営しており、菅公の霊廟として篤く信仰されている。

 

福岡を訪ねたのは3月初旬。梅の開花時期だったこともあり、梅の名所でもある太宰府天満宮にお参りに行った。

石畳の参道の両側には土産屋や茶屋、名物の「梅ヶ枝餅」と呼ばれる餡入りの焼き餅を販売している店が並び、そろそろ開店の支度を始める時刻。

 

梅ヶ枝餅は小豆餡を薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼く焼き餅。製作している様子を見られる店舗もあり、味は作る店によって違いがあるそう。

案内所を過ぎるとすぐに御神牛が現れる。境内にはこのほかにも奉納されたいくつもの牛の象があり、御神牛の頭部を撫でると知恵が授かるという言い伝えがある。

「心」の字の形の「心字池」に架かる御神橋は「太鼓橋」・「平橋」・「太鼓橋」の三つで、それぞれ「過去」・「現在」・「未来」を表し、橋を渡り水の上を歩くことで身を清めるという。

 

鷽鳥と麒麟の象を過ぎると手水舎。楼門を通り抜け御本殿へと向かう。

 

御本殿右手前に道真公を慕って都から一夜にして飛来したと伝えられる御神木の「飛梅」が清楚な花を咲かせていた。

 

ほとんどが受験合格の願掛けであろう絵馬。この時季、絵馬掛所の後方に咲く梅の花に見守られているよう。

 

参拝を終え、再び参道を通る時分には梅ヶ枝餅の焼ける甘い香りが漂っていた。焼きたてをひとつ購入し、店先でいただく。指先から温かさが伝わり、パリッと焼けた生地とやさしい甘さの餡がおいしい。

 

節分が過ぎ、暦の上ではもう春。今年も太宰府天満宮の梅もほのかな香りを漂わせていることだろう。

 

1月から3月にかけての土日祝日は志望校合格祈願の受験生と合格者のお礼参りが集中し、駐車場も満車のことが多いので公共の交通機関を利用するのが望ましい。

 

所在地:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号

太宰府天満宮:http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

 

(小椚萌香)