しっかり者だが緊張に弱い…健康維持に知っておきたい腸のトリセツとは?

ダイエットや糖尿病、うつなど体のあらゆる面に影響を持つと言われる腸。とはいえ、実際どんな風にケアすればいいのかまではあまり知られていない。

そこで今回は、腸ケアの極意をまとめた『1日1分 腸もみ ~腸そうじで内側からキレイに~』を紹介したい。

『1日1分 腸もみ ~腸そうじで内側からキレイに~』は、銀座のリラクゼーションサロンで5000人以上の腸をもんだトップセラピスト、真野わか氏が手がけた本。

腸もみのやり方から腸のトリセツ、腸にやさしい生活、腸がよろこぶレシピまでを1冊でまるっと楽しく語り尽くしているのが特徴だ。

■腸もみはなぜ、現代人に必要なのか

仕事で肩が凝ってしまうように、日々働く腸もしばしば冷えて硬くなってしまう。
そもそも腸は、小腸と大腸に分かれてそれぞれ重要な役割を果たしているが、硬くなってしまうと本来の力を発揮できなくなってしまうのだそう。
小腸には、おもに栄養吸収や、ウイルス・細菌・科学物質などの異物を防ぐ免疫に関わる働きがある。大腸はおもに水分吸収や老廃物を対外に出す働きがあり、さらに腸には血管が集まっている。
腸をもむと腸の凝りがとれ、腸はスムーズに仕事を始め、血行も促進される。大腸の動きがよくなると、老廃物は体外へ出されるので、便秘や体臭は改善。さらに、小腸の動きがよくなると、不要分から余計な栄養分が吸収されることもなくなり、免疫力もアップするというメカニズムだ。


なかでも真野氏が分析した小腸の性格は必読。

■腸は私たちの想像以上に、緊張や興奮、ストレスやプレッシャーに弱いらしい

腸に悩みを抱えている方は、「こんなにいろいろしてあげているのになぜ出ないのか?」と自分の腸にいらだってしまいそうだが、そのプレッシャーがますます腸の働きを弱めてしまっている可能性があると真野氏は指摘している。

じぶんと腸との関係は、腸が主役で、じぶんが脇役くらいでうまくいく、といったユニークな発想にも注目だ。

この他、腸もみの利点として、腸の凝りがとれ血行が促進されること、そして大腸の動きがよくなると、老廃物が体外へ出され便秘や体臭が改善することなどを説明。

読んでいるうちにだんだんと、自分の腸に愛情が湧いてくるに違いない。

書名:『1日1分 腸もみ  腸そうじで内側からキレイに』
http://www.daiwashobo.co.jp/book/b384216.html
定価:(本体680円+税)
発売元:株式会社大和書房

(Yuko Ogawa)