「眠れないホテル」をテーマとしてマンガ体験を提供するホステル「MANGA ART HOTEL, TOKYO（マンガ アート ホテル トーキョー）」が2019年2月に神保町エリアにオープンする。

2020年に向けて東京に注目が集まる今、外国人旅行客に日本をもっと好きになってもらえるように、これまでにない宿泊体験を提供する場として注目したのは日本が世界に誇れる文化のひとつである「マンガ」。

“アート”という観点からマンガの選書を徹底的に行い、マンガを手にとって読むこと、紙だからこその出会いや感動を生む特別な宿泊体験を届ける。

運営事業者自らゲストと直接コミュニケーションすることで、マンガを介した多種多様な人と文化間の交流を目指す。

■厳選した5,000冊、すべてにおすすめコメント

まるで異空間に迷い込んだかのような施設内に構えられた本棚はマンガで埋め尽くされており、5,000冊を超える全てのタイトルにおすすめコメントを用意している。外国人観光客向けに英語版も用意し、男性フロアと女性フロアで選書内容が異なる点もこだわりのポイント。

5,000冊の選書とおすすめコメントは運営事業者自らが担当。そしてすべての本が「購入可能」だ。

■神保町エリアをマンガの街に

数々の書店が立ち並び、出版社も多く拠点を構える“本の街”として知られる神保町。マンガをこよなく愛する人だけでなく、訪日外国人にもディープな日本文化を通して、あたたかいおもてなしがしたいとして、文脈と文化が同居するこの街を選んだ。

■マンガを気兼ねなく楽しむために、パジャマにもこだわりを

「よくばりな人たちに 着替えのいらないパジャマを」という斬新なコンセプトで人気のパジャマブランド「Nells (ネルズ)」とコラボレーションし、オリジナルグッズを販売すする。

マンガをテーマとして、Nellsのパジャマの特徴でもある“着替えのいらない”高いデザイン性も兼ね備えたオリジナルパジャマを開発中。身も心もマンガの世界に浸って、よりいっそう夢中になれるようにした。

「Nells」
URL：https://nells.jp

■「和風」とは一味ちがう「日本らしさ」の空間

ホステルの設計には、「すべてのものに神さまが宿る」という日本古来の思想を現代的に翻訳した空間を目指し、様々な建築素材、家具、壁一面の本棚、そして5,000冊に及ぶ紙のマンガを組み合わせることで、〝多様な生物が共生するひとつの生態系″のような空間をつくった。

具体的な空間構成は、PUBLIC ZONE・UTILITY ZONE・MANGA ROOM。3つの空間をトンネルのように通り抜けていくことで、不思議な世界に迷い込んでいくような非日常感を演出し、マンガの世界への入口をつくっていく。

■眠れないほど引き込まれる、心地いい敗北感を味わいながら宿泊

コンセプトは「ただひたすら、マンガの世界に浸る“一晩中マンガ体験”」ができる「漫泊（まんぱく）」。眠れないほど夢中になってしまう、読めば読むほど引き込まれていくマンガの魅力を再確認できる空間だ。

MANGA ART HOTEL TOKYO
住所：東京都千代田区神田錦町1-14-13  LANDPOOL KANDA TERRACE 4F・5F
URL：https://mangaarthotel.com

（hachi）