インターネットの普及により、直筆の手紙を書く機会は激減しているのではないだろうか。
シーガイア「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の2階に、宿泊者専用ラウンジ「風待ちテラス」がある。その一番奥に位置する“レタールーム”は、シーガイアのあふれる魅力を表現した多彩なポストカードが揃い、万年筆や色鉛筆などの上質なツールで、大切な誰かに旅の思い出を手紙で残し、伝えるための空間。
パーカーの万年筆をはじめ、ドイツ・ファーバーカステルの色鉛筆、天然ゴムから作られた大阪・ゴービーのスタンプなど、手紙を書く気持ちが高まる上質なツールが揃う。
英国調の内装のレタールームには、手紙を書くだけでなく“手紙そのもの”に関心や魅力を感じられるよう、手紙をテーマにした本が揃い、自由に読むことができる。
アンティークなポストには、2016年8月1日のオープン以降、18,000通を超える手紙が投函されている。
■将来の自分への手紙も、最大20年間レタールームに保管
英国のアンティーク家具をリメイクしたポストには3つの投函口が用意されており、“大切なひとへの手紙”と書かれた投函口に入れると切手代をホテルが負担し郵送してくれる(海外もOK)。 旅の思い出を、大切な人に伝える事ができるのだ。
“未来への手紙”に投函すれば最大20年間レタールームに保管され、将来の自分や生まれてくる子供へ手紙など残すことも。
“あてのない手紙”に投函された手紙は一定期間レタールームに飾られ、「大きくなったらまたパパとママとここにきたい」と子供のかわいい字で書かれた手紙や、“本当はあなたと一緒に来たかった” という気持ちが溢れている儚いラブレターなど、様々なストーリーが残されている。
■レタールームにはコンシェルジュが在中、ゲストからの信頼も厚い
レタールームにはコンシェルジュの山下茂男氏が常駐し、手紙を書くお手伝いや手紙の管理をしている。レタールームオープンとともにレタールームコンシェルジュに就任。
特技であるイラストの技術を駆使した手紙の書き方のレクチャーなどで、レタールームを訪れた多くのゲストから絶大な信頼を得ている。
旅先での思い出をより深く、手紙を書く事の楽しさをいま一度思い起こしてみよう。
URL:https://www.seagaia.co.jp/japanese/hotel/sgor.html
(MOCA.O)