ゴルフGTIとゴルフRに、戦闘力を高めた“パフォーマンス”が登場

ゴルフGTIをベースとする「ゴルフ GTI パフォーマンス」は、その心臓部に専用チューンを施して+15ps/+20Nmのパワー&トルクを得た2.0L TSIエンジン(最高出力245ps/最大トルク370Nm)を搭載し、トランスミッションは従来の6速DSGではなくゴルフGTIとして初採用の7速DSGを組み合わせる。

また、ホイールを17インチから19インチへと拡大するとともに、ノーマルGTIでは前輪のみだったベンチレーテッドディスクを前後輪に採用。もちろん、ブレーキディスクは前後ともに大径化している。

さらに「ノーマル」「コンフォート」「スポーツ」を選べるアダプティブシャシーコントロール“DCC”も標準装備。電子制御油圧式のフロントディファレンシャルロックも搭載し、左右輪へ適切にトルク配分することで路面追従性を高め、コーナリング時のレーントレース性や脱出スピードを高めた。

内装ではデジタル式のメータークラスターやマイクロフリ-スの専用スポーツシートなどを装備する。限定台数は500台で、価格はベース車から56万1,000円アップの456万円。

もう一方の「ゴルフ R パフォーマンス」は、ゴルフRをベースとした特別モデルにして、ゴルフシリーズの頂点に立つモデルだ。それだけに、走りの戦闘力は極限まで高められている。

まず注目したいのは、そのサウンドだ。欧州最大級のエキゾーストメーカー・アクラポヴィッチ社と共同開発した専用チタンエキゾーストシステムを採用することで、走りの状況に合った音色の変化を楽しむことができる。

また、心臓部はベース車と同じ2.0L TSIエンジン(最高出力310ps/最大トルク400Nm)ながら、サーキット走行をイメージした足回りの強化が施されている。具体的には、18インチから19インチへと拡大されたスポーツタイヤ、放熱性に優れた穴開きブレーキディスク、パフォーマンスブレーキパッドを装備する。

カーボン調のテクスチャーが施された専用レザースポーツシートに収まれば、走る気分はいやがおうにも高まるだろう。限定台数は100台で、価格はベース車から40万円アップの559万9,000円。

(zlatan)

画像元:フォルクスワーゲン グループ ジャパン