人工知能の頭脳はとどまるところを知らない。ユーザーを虜にする、新しい会話ツールが登場した。
ロボット・スマートデバイス・コネクテッドカー・チャットボットなど、さまざまな会話体験を提供してきた1→10Roboticsが、“空気を読む”会話エンジンパッケージ「PECO (ペコ)」をリリースした。
従来の会話エンジンでは、テキストを中心としたやりとりがベースだったが、扱える情報量も情報密度にも限界がある。人工知能の次の発展には、マルチモーダルインタフェースと呼ばれる、複数の感覚を横断し連携する知能が必要だと言われてきた。
そこで、「PECO」は視覚・聴覚・触覚・感情値などの感覚情報や、ユーザー属性や記憶、環境情報などを統合して、文脈として把握することで、”空気を読む”会話を実現した。
この会話エンジン「PECO」は、ウェブでのチャットボットの他にも、アニメなどのキャラクター、車やスピーカーなど会話デバイス、そしてロボットまで、様々なものに対応がてきる。
ウェブサイトでは、サイト上のチャットボットとして、掲載情報に合わせた案内やレコメンドなどを行ったり、ページ履歴(いつ・どこ)を覚えていき、会話でユーザーをナビゲート活用できる。
また、プロダクトやロボット、スマートデバイスでは、ユーザー情報からパーソナライズさせた会話や機能を提供したり、ユーザーの趣味嗜好や想い出を記録し、外部の情報とあわせて話を作り出したり、写真や映像などの視覚情報から、雑談のテーマとすることもできる。
使用例として、1→10Roboticsのコーポレートサイトのキャラクター「モッチ」から、会話ソリューションを試すことができるので、ぜひ試していただきたい。
(TAKAKO.S)
1→10Roboticsコーポレートサイト
https://1-10robotics.com