さらに力強く頼もしくなった新型「ランドクルーザープラド」が登場

まず外装では、フロントフード中央部を前方視界に配慮した形状に変更しながら、縦に5本のバーが入ったフロントグリルとLEDヘッドランプをひと括りにして力強さを演出。リヤはコンビネーションランプの飛び出しを抑えるなどの改良で、より安定感のあるスタンスを実現している。

一方の内装では、こちらもエアコン吹き出し口上部を下げることで視認性を高めつつ、タブレット型の薄型モニターや金属調加飾などによって、モダンな雰囲気に仕立てた。

安全性の向上も嬉しい。衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティセンスP」とドライブスタートコントロール(急発進抑制制御)は、今回から全グレードに標準となる。

搭載エンジンは従来と同じく、2.8リッター直噴ディーゼルターボ(最高出力177ps/最大トルク450Nm)もしくは2.7リッターガソリン(163ps/246Nm)のどちらか。6速AT+フルタイム4WDという組み合わせや、JC08モード燃費(ディーゼル=11.2~11.8km/L、ガソリン=9.0km/L)にも変わりはない。ただし、グレード体系の見直しによってディーゼル車の選択肢が広がっている。

そして、最上級グレードの「TZ-G」には、リヤディファレンシャルに採用したトルセンLSD(ランドクルーザーシリーズとして初)や、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL・ECO・COMFORT・SPORT S・SPORT S+)を選べるドライブモードセレクトが標準装備となる。よりタフで過酷なシチュエーションになればなるほど真価を発揮しそうだ。

■グレードおよび価格
ディーゼル仕様:
TZ-G(7人乗り)=536万3,280円
TX “Lパッケージ”(7人乗り/5人乗り)=482万2,200円/466万7,760円
TX(7人乗り/5人乗り)=430万7,040円/415万2,600円

ガソリン仕様:
TX “Lパッケージ”(7人乗り/5人乗り)=420万2,280円/404万7,840円
TX(7人乗り/5人乗り)=369万2,520円/353万8,080円

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車