ブルガリのラグジュアリーホスピタリティコレクションとして「ブルガリ ホテル 北京」開業

2004年にオープンしたブルガリ ホテル ミラノから始まって、バリ、ロンドンに続き、2016年9月27日、中国の首都・北京にアートと自然が調和したアーバン・リゾート、「ブルガリ ホテル 北京」が開業する。

ブルガリ ホテル 北京は究極のアーバン・リゾートから構想を得ている。新たに開発された複合施設「ジェネシス」内に位置し、亮馬河に沿って広がる庭園と安藤忠雄氏がデザインした「ジェネシス・アート・ファウンデーション」を含む一帯は、アートと自然が均衡を保つ静寂のオアシスだ。

そして世界各地のブルガリ ホテルズ & リゾーツ同様、名高いイタリアの建築事務所 アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールが全てのデザインを手掛ける。色や質感、感触に合わせて希少な素材を組み合わせ、美しいものへと形にしてきた、最高級のブルガリのジュエリーを創り出すのと同じプロセスを経て、ホテルの内観および外観の着想を得た。

ホテルには客室が119室あり、素晴らしいイタリアのラグジュアリーな家具ブランド「Maxalto(マクザルト)」や 「B&B Italia」が優雅に配置。そして北京を見渡す美しい眺めが楽しめるブルガリ スイートも。最先端の技術を取り入れつつも中国の伝統を感じながらモダンなイタリアンデザインを満喫できるブルガリ スイートは、北京でも最大級の広さを誇る。

更にラグジュアリーな雰囲気のブルガリ スパには、トリートメントルームが11室。フィットネスジムにあるプールでは、古代ローマよりインスパイアされた、カラカラ浴場の模様を想い起こさせるモザイクタイルがまばゆく輝く。

ブルガリ ホテル 北京では、ミシュランの星を持つシェフである、二コ・ロミートとのコラボレーションをブルガリ ホテルとして初めて展開することになった。ロミートは、「シンプルさ+異なる要素を統合=味覚の本質を追求する」という自身の料理哲学を守りつつ、ブルガリ ホテルズ & リゾーツの為にコンテンポラリーなイタリア料理の真の”基準”を作り出した。イタリアにあるレストラン本店をベースに、ロミート自らが指導したホテルのレジデントシェフを定期的にコンサルティングしながら、ブルガリ ホテル 北京のイル・リストランテに、“メイド・イン・イタリー”のカルチャー、エレガンス、そしてバイタリティーを最大限に表現する。

ホテルは話題の三里屯地区に隣接しており、前衛的なアートギャラリーや美術館が多く立地するコミュニティー798芸術区から徒歩10分に位置する。また北京首都国際空港、平安国際金融センター、北京二環路のオフィス街から車で30分という立地。ホテルから少し離れると雍和宮、紫禁城といった歴史的な名所にも、ホテルが提供するマセラッティ・リムジンにて快適に訪れることも可能だ。

イタリアと中国の古代文明は、マルコ・ポーロの時代に密接に関わることとなり、家族、芸術、食やデザインへの価値観を共有してきた。それはこのホテルで審美眼の境地に達するのである。

(田原昌)