7シリーズは言わずと知れたBMWのフラッグシップサルーン。
現行モデルは2009年に発売された5代目で、直6の「740i」、V8の「750i」、V12の「760i」、さらにはハイブリッドの「アクティブハイブリッド7」を揃えている。価格は1,058万円~2,021万円。また、一部グレードにはロングホイールベース版も設定されている。
現在開発中の次期7シリーズは、「軽量化」「直6ターボ」「ジェスチャー&リモートコントロール」などが重要なキーワードになるようだ。
まず「軽量化」では、BMW iの技術を活用したCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を多用することにより、ボディ剛性を高めながら最大で130kgものダイエットに成功しているという。剛性アップや軽さは、走りのキレや燃費向上に直結する。
そして、BMWの命とも言えるエンジンは、最新世代の「直6ターボ」が中心となるようだ。現在、ハイエンドサルーンの世界でも環境性能の向上は至上命題となっているが、同時にアップデートされる8速ステップトロニック(AT)と合わせ、さらに爽快なフィーリングと高い環境性能の両立を狙っている。
「ジェスチャー&リモートコントロール」は、よりスマートなカーライフを実現する。次期7シリーズに搭載されるiDriveでは、初めてタッチディスプレイを採用するとともに、ジェスチャーによって操作することも可能にした。
さらに完全リモートコントロールによって駐車したり、ガレージの外まで出したりと、セルフではあるものの、まるでホテルのバレーサービスのような驚きの機能も搭載される。
次期7シリーズのワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーが有力視されている。今後の情報にも引き続き注目していきたい。
(zlatan)
写真:BMWグループ
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