■1位はバングラディシュ!
1人あたりの1日のおコメ消費量が、世界で一番多いのはバングラデシュ。コンビニのおにぎりにして、なんと10個以上の量を1日に食べるのだとか。
エネルギッシュな首都ダッカや、世界遺産である仏教寺院遺跡群、大規模なマングローブ林など地方によって様々な表情を見せるバングラデシュ。
おかずの基本は、肉や野菜をスパイスで煮た「カレー」だそうです。お馴染みのインドカレーよりいくぶんマイルドで、日本人好みの味と言われています。またイスラム教徒が主体の国なので、ハラル肉を使用するのも特徴です。
■日本は50位
意外にも、日本は50位です。たしかに日本ではパンや麺など、様々な選択肢のある食生活が主流で、毎食お米という人のほうが珍しいのかも。
日本より上位にランクインしたのは、どんな国々でしょうか。
■2位はラオス
ラオスの食文化の特徴は「カオ・ニャオ」と呼ばれるもち米を蒸したものを主食としているところです。
ラオスは東南アジア最後の秘境と言われ、旅好きやバックパッカーから今大注目の国。ラオス仏教の建築物や、山と川が織りなす絶景、フランス植民地時代の古い街並など、派手ではないものの味わい深い魅力がたっぷり。人柄の穏やかさでも知られる国なので、一度訪れてみたいものですね。
ちいさな籠に入ったもち米は、ぜひ手で味わってみましょう。
■2位〜8位は東南アジア独占!
2位のラオスに続き、3位カンボジア、4位ベトナム、5位インドネシア、6位ミャンマー、7位フィリピン、8位タイと、東南アジアがランキング2〜8位を埋める結果となりました。
東南アジアのおコメ料理といえば、ベトナムのお米麺「フォー」や、インドネシアの「ナシゴレン」、タイの「カオマンガイ」など、日本でも近年かなりなじみ深くなったものもたくさん。
■食べてみたい!東南アジアの米料理
また良く知られてはいないものの、一度食べてみたい東南アジアの料理もたくさん。
カンボジアはクメール料理と呼ばれる食文化を持っています。魚で作られた発酵食品による旨味や、ココナッツミルクの味わい、ハーブやスパイスの香りが魅力的です。
「ボッボー」は鶏や豚などの肉と一緒にお米を炊いたお粥料理。モヤシやネギ、香菜などを乗せると爽やかでほっとする味わいです。
ミャンマーの人々の生活には欠かせない「モヒンガ」はスープ麺。なまず等の川魚の出汁に、細いお米の麺が入っています。朝ご飯として、屋台で多く売られているので、ミャンマーを旅するときには試してみたいものです。
■東アジア、アフリカ、中南米も健闘
日本より上のランクでは、中国、台湾、韓国といったご近所の国々や、シエラレオネ、ギニアなどアフリカ諸国、キューバやパナマなどの中米の国々が見られます。
またソロモン諸島やモルディブ、フィジーなど日本ではリゾートとして知られる島々にもお米好きの国が多いようです。
■あの有名お米料理の国々は?
日本で有名な外国のお米料理では「パエリヤ」「リゾット」「ロコモコ」などもあります。
パエリヤの本場スペインのお米消費量は1日26グラム。日本の5分の1です。リゾットのイタリアではわずか14グラム。
ロコモコで有名なハワイを擁するアメリカは21グラムという結果です。やはりお米を食べるとはいえ、日々の主食としない国々では消費量は格段に少ないようです。
日本食の根幹をなす食材であるお米。同じお米という食材を、他の国々ではどのように食べているかというのも興味深いところです。
旅行や、各国料理のお店で「お米料理」にスポットをあてて楽しんでみるのも面白いかもしれませんね!
(くぼきひろこ)
【参考】
※世界で一番おコメを食べているのはどこの国?
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