「ヴァルカン」は、アストンマーティン史上もっともスパルタンなサーキット専用モデルだった。

ボディはオールカーボンファイバー製として軽量化を図り、心臓部は同ブランドの自然吸気エンジン史上最強の7.0リッターV12（！）をフロントミッドに搭載。最高出力はなんと800psを超えるようだ。

パワー・ウェイト・レシオは、FIA世界耐久選手権（WEC）仕様のGTEマシンを凌駕するレベルに達しているという。

ヴァルカンのオーナーには、サーキット走行を学ぶための「特別なドライビングアカデミー」が用意されるのも特徴的だ。

その内容は実に贅沢なもの。舞台はもちろんサーキットで、インストラクターはル・マン24時間レースで優勝経験のあるダレン・ターナー氏をはじめとした経験豊富なドライバーが務める。最先端のドライビングシミュレーターを使用したバーチャル・トレーニングの機会も用意されるようだ。

ヴァルカンのさらなる詳細は、サーキットデビューが近づいたタイミングで改めて発表されるという。ワールドプレミアは、ジュネーブ時間の3月3日（火）午前10時15分。オーナーになる日を夢想しつつ、その時を待ちたい。

写真：アストンマーティン アジアパシフィック

（zlatan）

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