ロサンゼルスの屋台で韓国風トルティーヤが定番に!?

944199912014年公開映画「Chef」は、「アイアンマン」などの作品を手がけたジョン・ファブロー監督の最新作だ。

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ダスティン・ホフマン、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・ジュニアなどの豪華キャストが顔をそろえるこの映画は、無名のシェフが、キューバ風サンドイッチの屋台で成功するというサクセスストーリー。

主演も脚本も手掛けたというファブロー監督は、屋台は今のロサンジェルスの象徴であり、メキシコ料理、韓国料理、ユダヤ料理などあらゆる食文化が織り交ざっていると語った。この屋台のブームは、2008年にロイ・チョイ氏が始めた韓国焼肉を具材にしたトルティーヤが始まりだと言われている。

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野菜と肉がたっぷりと包まれたトルティーヤがツイッターなどで広がり、今やニューヨーク・香港・アムステルダムなどでは定番の屋台となっている。市内の駐車場では数十台の屋台が集まるイベントが定期的に行われており、出展内容は、グリルチーズサンドイッチやスパムおむすび、カップケーキなどのスイーツまでとバラエティに富んでいる。

外国の屋台と言えば、日本でもドネルケバブやタコスなどが屋台でも定着している。特にケバブなどは秋葉原では定番のワンハンドフードとなっており、忙しく電気街を歩く買い物客からの人気が高い。また、アメ横にも変わったアジア料理屋台がたくさんあり、ちょっとしたグルメスポットになっている。

この記事を読んで、なんとなくロスの屋台で食べられるようなものが食べてみたいと思ったら、コストコにある「プルコギベイク」がおススメだ。モチモチしたピザ生地のなかに、コストコの定番商品である「プルコギ」とチーズが入っており、空腹にガツンとくる一品。甘辛いタレとごま油の香り……そしてチーズのコッテリ感は、やみつきになる人が多いとか。

ニューヨークのショッピングモールなどでも、同じような食べ物が多く売られており、アジアの境界線を越えているようなものも多々あるが、それが「アメリカ流」なのだ。

もはやプルコギベイクも「韓国料理」ではなく「アメリカ料理」なのかもしれない。