ビジネスジェット『Honda Jet』量産1号機が初フライト!【動画】

ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、パールグリーンにメタリックゴールドのストライプの塗装を施したHonda Jet量産1号機が初飛行に成功したことを発表した。

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量産1号機は、米国東部時間2014年6月27日10時18分に、HACI本社がある米国 ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、飛行特性や各種システムの機能試験を行ったあと、HACIの従業員 1,000人以上が見守る中、飛行試験を無事に完了。これにより、これまで米国連邦航空局(FAA)の型式証明(TC:Type Certification)取得のために飛行試験を重ねてきた認定試験用機に加え、量産1号機についても飛行が開始されることとなった。

Honda Jetは、GE Hondaエアロ エンジンズ社製の量産型ターボファンエンジン「HF120」を搭載。最大巡航速度778㎞/hの性能を持ち、標準モデルでは乗員1名と乗客5名の搭乗が可能なビジネスジェットだ。1986年頃より基礎研究を開始し、1993年には独自設計、開発した世界初のオールコンポジット製ビジネスジェット実験機の飛行に成功している。その後、1997年よりHonda Jetのプロジェクトが正式にスタート。2005年には、実験機を米国最大の航空ショーで世界初公開し、航空ファンからも多くの賞賛を受けた。翌2006年には正式な欧州での受注が開始され、認定取得と量産の準備が進められてきた。そして、今回、量産機でも無事テストクリアが報告された。
honda_jet22014年5月にスイスで開催されたビジネス航空ショー「EBACE2014」にて写真を初公開した量産1号機の初飛行は、2015年のデリバリー開始に向けHonda Jetの量産機の生産が新たなフェーズに入ったことを意味する。 現在、北米と欧州での受注が行われており、生産工場では、量産化の準備が着実に進められているという。現在、初飛行に成功した量産1号機を含めて、10機が最終組み立て段階にあり、2015年1月〜3月に予定されているFAAの型式証明の取得後、待ちのぞむ顧客の下へのすみやかなデリバリーを目指している。

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