対象の約6万8千人のうち、月の平均残業時間「30時間」が14.5%と最も多く、次に残業時間「40時間」14.5%、「20時間」13%と、月の平均残業時間20時間〜40時間が全体の41.2%と一番多くとなっている。
このことから1日あたり約1時間〜2時間程度の残業をしている人が多いことがわかる。
次に業界別残業時間。
1位は「コンサルティング、シンクタンク」で残業時間は80時間を超え、2位は「広告代理店、PR、SP、デザイン」(78.6時間)、3位「建築、土木、設計、設備工事」(70.8時間)と続いている。
上位の業界の仕事には高確率で「締切」が発生する。
終業時間になれば終了という作業ではないので、締切までの限られたの日数の中で、クオリティを保っていくために残業時間が長くなってしまうのではないかと考えられる。
一番興味深いデータとなったのが年収別の残業時間を更に年齢層に区切って集計されたグラフ。
最も残業時間が長いとされたのは、「35歳〜39歳の年収2000万円〜3000万円のビジネスパーソン」で、月の平均残業時間は75時間以上。
どの年代においても、年収が高さと残業時間が比例していいるが、年収1000万円超の人たちにいたっては月70時間を超える残業となっている。
昔から”働き盛り”とされた年代が、現代も会社を引っ張るキーマンとなっている事がこのグラフにも表れていた。
(Lion-Maniacs)
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