ザ・イタリアン・ジョブ第3弾はMINI『スーパーレッジェーラ・ヴィジョン』

1回モナコGPと同じ1929年に初めて開催された欧州最古のコンクール・デレガンス、「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」において、BMWはミニのコンセプトカー『ミニ・スーパーレッジェーラ・ヴィジョン』を披露した。
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伝統的なミニらしさをディテールで表現しながらもモダンな印象を与えるデザインは、風景に溶け込む普遍的な美しさを合わせもつ。会場となるミラノからほど近いコモ湖畔のリゾートホテル「ヴィラ・デステ」は世界遺産に指定された庭園をもつ歴史的な場所である。ちなみにこの由緒あるイベントを支える唯一の後援企業がBMWグループ・クラシックだ。
 
昨年はピニンファリーナ、一昨年はザガートと、このところイタリアのカロッツェリアと組んでコンセプトカーを発表してきたBMWだが、今回の作品はカロッツェリア「ツーリング・スーパーレッジェーラ」によるもの。創業は1928年。鋼板のプラットフォームとチューブラフレーム、ハンドメイドのアルミボディを組み合わせた特許技術「スーパーレッジェーラ(超軽量という意味)工法」を武器に、アルファロメオ、フェラーリ、アストンマーチンといった数々の名ブランドを支えてきた。BMWとの出会いは1936年。カー・オブ・ザ・センチュリーの最終ノミネート車にも選考された名車BMW328を手がけている。
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小規模ながら独創的なアイディアとクラフトマンシップで一時代を築いてきたカロッツェリアの自動車文化への貢献度は高い。今でこそクラシックカーと呼ばれるクルマたちは時代の先端技術を濃縮していた。こうした歴史へのリスペクトが今日のBMWを支えているのだろう。