BMW『M4クーペ』がついに一般公開!

BMW M4ゴールデンウイークの後半、M4クーペがついに一般公開された。場所はスーパーGTが開催された富士スピードウェイ。Mの血統に習いレーストラックを選ぶという心憎い演出だ。パドック内に設定されたブースでは車両展示と同時にレースゲームの金字塔「グランツーリスモ6」とコラボした「BMW Z4 Challenge」が行われ、まさに連休らしいイベントに。また、決勝レース前にはデモランが行われその勇姿が初披露された。

BMWのラインナップの中でも、もっともホットなスポーツモデルがM4クーペ。事実上のM3後継車だけにその注目度は高い。今のところ日本へのデリバリーは7月とのことだが、予約はすでに始まっている。

初代M3が登場したのは1985年。当時グループA規格のマシンで開催されていたDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ではベース車両のポテンシャルがレースの勝敗を分けていた。常勝メルセデスの刺客として送り込まれたM3は、そこで数々の死闘を繰り広げ今日の名声を築くことになる。ちなみに前出のスーパーGTでは現在GT300クラスに参戦中のZ4がシーズン開幕から2連勝を飾っている。

最新のM3はメカニズムを同一としながらも、クーペをM4、セダンをM3と、ボディ形状で分類しラインナップを再構築。どちらも搭載されるパワーユニットは3リッターの直列6気筒ツインターボエンジンで、最高出力431ps/5500-7300rpm、最大トルク550Nm/1850-5500rpmとスペックも同一。トランスミッションは6速マニュアルとツインクラッチ式の7速M DCTが用意される。また、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製のルーフなど、数々の軽量化技術の採用も基幹となる部分は変わらない。

BMW Japan 公式サイト