メイドインジャパンのバッグブランド「FUMIKODA」は、福井県鯖江市と富山県高岡市の職人技を取り入れたネームタグ「LEE(リー)」を発売した。
同ネームタグは、シンプルなデザインに伝統の技を融合させ、現代のライフスタイルに寄り添うアクセサリー。工芸品ならではの独特の風合いは、鞄に取り付けるだけで特別な存在感を放つ。
伝統工芸の現状とFUMIKODAの取り組み
伝統的工芸品産業振興協会によると、伝統的工芸品産業の生産額は、1983年の5,410億円から約30年で、1,020億円へと5分の1に減少し、その従事者数も同様の割合で減少している。
伝統的工芸品産業の後継者不足や市場縮小が深刻化する中、FUMIKODAは創業以来、工芸品を日常的に使う製品であるビジネスバッグや、名刺入れのアクセサリーパーツとして採用することで、持続可能な形で未来へつなぐ活動を展開してきた。
そして今回、日常的に取り入れられるアイテムをもっと増やして欲しいというユーザーの声をもとにネームタグ「LEE」を発売。
「LEE」は手持ちのバッグに取り付け可能なアイテム。伝統工芸の技術や価値を現代に伝えるとともに、生産者と消費者を繋げるきっかけとなることを期待したい。
こだわりの素材と確かな職人技が織りなす逸品
匠の技と、日本の伝統工芸を取り入れた「LEE」は、シンプルなバッグに取り付けるだけで、さり気ない特別感をプラスする。
そんな同品の特徴を紹介しよう。
日常にモダンを添える。伝統技法で着色した「オリイブルー」
デザインのアクセントには、日本の伝統技術を取り入れた、モダンかつエレガントなパーツが光る。
神秘的なターコイズブルーが美しい「オリイブルー」は、富山県高岡市の伝統工芸士・折井宏司氏により生み出された独自の色彩。400年前から伝わる銅に色付けをする伝統技法を応用して着色している。
昨年の日米首脳会談にて、アメリカ大統領夫人への贈呈品にも選ばれたという鮮やかで深みのあるブルーは、デザインに上質感を与える。
コットンで高級感を。「めがねの聖地」鯖江の加工技術を採用
コットンと高純度パルプから作られた「コットンセルロース」を素材に採用し、めがねの街として名高い福井県鯖江市の職人が磨き上げたパーツは、プラスチックには表現できない艶と透明感をもたらす。
植物性の自然素材でアレルギーも少なく、人の肌や環境にも配慮している。
また、タグの素材には、日本製の高耐久人工皮革「FUMITEX」を使用。自動車業界の厳しい基準に基づいた技術を応用して独自開発したもので、軽量・耐久性・耐水性などの機能とエレガントな外観を両立させるという優れた素材だ。
豊富なカラーバリエーション
ビジネスバッグにマッチするベーシックカラー、ブラック・ベージュ・アイボリーに、高岡製の「オリイブルー」。鯖江製の透明感のある「ホワイト」とべっ甲のような「ブラウン」のアクセントパーツを組み合わせた9種類のバリエーションがラインナップ。
同ネームタグは、FUMIKODAオンラインブティックおよびFUMIKODA中目黒直営店で購入できる。
素材・パーツ・縫製の全てが、Made in Japan。日本の伝統技術・美意識を世界にシェアできるアイテムとして注目したい。
ネームタグ「LEE(リー)」
価格:鯖江ホワイト/鯖江ブラウン11,000円、高岡オリイブルー16,500円
サイズ:タグW4.5cm x H8cm、ベルトW1.2cmx H12cm
重量:鯖江ブラウン・鯖江ホワイト10g、高岡オリイブルー20g
中目黒直営店:東京都目黒区青葉台1-16-7 朝日橋ビル3F
商品ページ:https://fumikoda.jp/products/lee
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000022408.html
(高野晃彰)
※価格は全て税込