新潟県佐渡島といえば、豊かな海に囲まれた多くの観光客から愛される島だ。特に、島の西側に位置する相川地区は、江戸時代から昭和初期にかけて金銀の生産地として栄えた場所であり、当時の歴史を物語る資源が未だ多く残されている。
7月18日(木)、そんな相川地区に初となる古民家分散型宿泊施設「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が開業する。
「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が今夏誕生
「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」は、相川地区にある4棟の空き古民家を再生した全7室を備える分散型宿泊施設。
フロント棟である清水家は、もともとは佐渡の伝統工芸品の無名異焼の工房兼店舗。地区の中でも特に開けた場所にあることから、地元住民の交流場所としても機能している。
他の3棟はフロント棟から車で5分ほどの場所にあり、それぞれに佐渡の土地を感じさせる設えが施されているの。決して近い距離ではないが、地区の散策がてら歩いて移動するのも良いだろう。
それぞれの客室について詳しく紹介したい。
内蔵-UCHIGURA-
「内蔵-UCHIGURA-」は「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」でもっとも広い、90平米ほどの面積を誇る客室。風が強い相川特有の、蔵を建物で覆う“内蔵づくり”になっているのが特徴だ。
窯-KAMA-
「窯-KAMA-」は、無名異焼きの窯元の工房として機能していた部屋を再生した客室。電気釜を活かしたカウンターテーブルを設置しており、当時の陶芸の作業場の姿を身近に感じることができる。
海舟の小部屋-KAISHU NO KOBEYA-
こちらは、相川の古民家に見られる船底天井の客室。歴史探訪のあと、その余韻に浸りたい人におすすめ。
格子街道-KOSHI KAIDO-
「格子街道-KOSHI KAIDO-」はその名の通り、沿道に面した格子窓が印象的。渡り廊下を備えた、純日本風な客室だ。
鐘楼庵-SHORO AN-
「鐘楼庵-SHORO AN-」は船底天井の室内に加え、時鐘楼や京町通りを遠景に望める客室。1階にはかつて青果を貯蔵していた室(むろ)があり、当時の暮らしを垣間見ることができる。
山師 新五郎-YAMASHI SHINGORO-
山手で静かに過ごしたいなら「山師 新五郎-YAMASHI SHINGORO-」がおすすめ。1棟貸しの客室となっており、ウッドデッキからは美しい海や星空を楽しめる。
左門-SAMON-
和室とキッチンを備えた1棟貸しの客室。昭和初期のような温かみを備えているのが魅力だ。
佐渡島でしかできない体験を楽しもう
また、7月3日(水)からは、「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」と地域の歴史や文化を体感できる体験、そして佐渡汽船乗船券がセットになったパッケージ商品を佐渡観光交流機構が運営する「エンジョイプラン」にて販売する。
この夏は佐渡島に足を運び、このエリアの魅力に触れてみてはいかがだろうか。
NIPPONIA 佐渡相川 金山町
所在地(フロント棟):新潟県佐渡市相川二町目23番地
公式サイト:https://nipponia-sado.jp
エンジョイプラン:https://www.enjoysado.net
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000042275.html
(IKKI)