ジーコクラブアドバイザーの現役引退30周年記念プロジェクトの一環として、県立カシマサッカースタジアム 3ゲート階段の壁面にジーコ氏を描いたアートが完成。
同壁面アートは、6月16日(日)の明治安田J1リーグ第18節 アルビレックス新潟戦より、一般公開を開始した。
ジーコ氏引退30周年と壁面アート制作の背景
鹿島アントラーズ・エフ・シーは、ジーコクラブアドバイザーが現役引退した1994年から30周年を迎える今年、クラブの象徴である同氏へ感謝を込め、シーズンを通じて各種企画を展開していく予定だという。
今回の壁面アートはその第1弾となり、ジーコ氏の現役最後の試合である1994年6月15日、Jリーグサントリーシリーズ第22節ジュビロ磐田戦から、30年というタイミングで披露することとなった。
壁面アートは、鹿島アントラーズのホームスタジアムである県立カシマサッカースタジアム内、ゴール裏席の主にサポーターズシートを利用するアントラーズサポーターが通る3ゲートの階段壁面に描いた。
これは、来場者がジーコ氏の描かれた壁面を横目に、スタジアムへ入っていくことにより、試合への高揚感の醸成、応援への熱量の向上を目指すという。
壁面アートの制作は、専門の制作会社・OVER ALLsとともに進めた。クラブでは今後、アート展開を通じてファン・サポーターがよりスタジアムに行きたい、集まりたいと思える場所にしていきたいとする。
また、現在、鹿島アントラーズは、新スタジアムの建設計画を進めており、今回の壁面アート制作は、地域・クラブ・日本サッカーの発展に多大な貢献を果たしてきた、現スタジアムへの感謝としても位置付けている。
壁面アート完成にあたってジーコ氏のコメント
ジーコクラブアドバイザーは、壁面アートの完成について「素晴らしい作品を見ることができて、非常に感動的で嬉しく思います。私が歩んできた30年の歴史は、いろいろな方に支えていただきながら今日を迎えることができました。」と感謝の意を表す。
そして「この先もアントラーズのシンボルとして大切にして欲しいですし、私自身、これからもチームとともに歩んでいきたいと思っています。私だけでなくチーム・選手・スタッフを支えてくれたサポーターの皆さんと一緒に見ることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。」と、鹿島アントラーズとともに歩むことを述べた。
ジーコ氏が現役を引退して30年。しかし同氏は、現在も未来も鹿島アントラーズの精神的な支柱だ。アントラーズのサポーターはもとより、全てのサッカーファンにとって、現役時代の感動的なジーコ氏を顕わす壁面アートは、これからの日本サッカーの発展の象徴となるだろう。
ジーコCA引退30周年記念 スタジアム壁面アート
設置場所:県立カシマサッカースタジアム
所在地:茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2
肖像:アルトゥール・アントゥネス・コインブラ ※通称 ジーコ
壁面サイズ: 幅 18.7m×高さ 7.2m ※地上から最頂部
カシマサッカースタジアム公式サイト:https://www.antlers.co.jp/kashima-stadium/
鹿島アントラーズ公式サイト:https://www.antlers.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000087317.html
(高野晃彰)