キャンパーなら一度は憧れるキャンピングカー。今回は機能的でかっこいいおすすめを5つ紹介しよう。

目次
・バンコン型の車両を最大限活用、「ADDSET」の最高峰モデル
・ハイクオリティで快適な空間を、オリジナルモデル「TORINO」
・日産車がベース、ソロや2人旅に最適な最新モデル「NICO」
・Carstay初の自社開発、所有するバンを快適なキャンピングカーに
・内装のカスタマイズは自由自在、名陽電機のブランド「CAMBY」

バンコン型の車両を最大限活用、「ADDSET」の最高峰モデル

ALFLEXは2022年から、キャンピングカーのハイエンドモデル「MASTERS LINE」を発売した。このブランドは、旅行やアウトドアレジャーに最適なバンコンバージョン・キャンピングカー「ADDSET」シリーズの最高峰で、先駆的なデザインと革新的な技術が注目を集めている。

「ADDSET」は、同社が作るラグジュアリーなバンコンバージョンのブランドで、多くの旅行愛好家やアウトドア好きの心を掴んできた。

「MASTERS LINE」は、バンコンという限られた空間を最大限に活用することを目標とした。このためキャビネットは美しさと機能性を兼ね備え、シートやベットマットなどの素材は高級感と強度を兼ね備えたものとなっている。

車両の後部スペースからフロントシート、ダッシュボードに至るまで、一貫した素材とデザインが採用され、統一感のある印象を与えてくれる。

中でも「C’sNEX MASTERS LINE」は、「ADDSET」シリーズの中でベストセラーである「C’sNEX」をさらにアップグレードしたモデルだ。グレーのシートとベッドマットには、夏は涼しく、冬は冷たくない特別な素材が採用され、快適な室内環境を作り出した。

キャビネットは明るい木目とブルーグレーの組み合わせで、インダストリアルデザインのような雰囲気を醸し出す。これらにより、シンプルでありながらも洗練された室内空間が実現している。

「MASTERS LINE」は、高品質なキャンピングカーを求める人にとって新たな選択肢となるだろう。

C’sNEX-MASTERS LINE
価格：5,949,000円～（税込）
製品サイト：https://www.addset.jp/csnex-ml

ハイクオリティで快適な空間を、オリジナルモデル「TORINO」

ホワイトハウスは、2月2日（金）から、「FIAT Professional」の「DUCATO」をベースにしたキャンピングカー「TORINO」の販売を開始した。このキャンピングカーは、同社が手がけるオリジナルモデルであり、「VERONA」に続くシリーズの第2弾として期待されてる。

「TORINO」は、高級感と快適性を追求したハイクオリティなキャンピングカーだ。ヨーロッパのLCV（商用バン）でナンバー1シェアを誇る「FIAT Professional」の「DUCATO」をベースにしおり、高い信頼性と品質が約束されている。

まず、「DUCATO」ならではの広々とした室内空間を生かし、黒と木目を基調としたモダンなデザインが特徴だ。リビングルーム、ベッドルーム、サニタリーユニット、キッチンユニットを配置され、充実した設備と快適性を備えている。

後席キャプテンシートや大人6人が対面で座れるダイネットは、ベッドに展開すれな大人2人が快適に寝られる仕様に。オプションの電動ポップアップルーフを加えると最大4人の就寝が可能となる。

操作面では、車内の集中コントロールユニットで照明やポップアップルーフの操作、バッテリー残量や水量の確認などが簡単に行える。また、温水シャワーやトイレ、シンク、冷蔵庫、電子レンジなどの設備も充実しており、長期のキャンピング旅行にも対応可能だ。

洗練されたデザインと優れた機能性を持つ「TORINO」で、ぜいたくな車旅を実現してはいかが。

DUCATO TORINO
価格：14,970,000円～（税込）
製品サイト：https://www.whitehousecamper.com/ducato/

日産車がベース、ソロや2人旅に最適な最新モデル「NICO」

2023年12月、キャンピングカー販売のパイオニア・Dream Driveが、新モデル「NICO」を発売した。これは日産「NV350」をベースにしており、1DKの2人旅やソロトラベラー向けの最新モデルだ。

同社はこれまでに、都心部での生活を快適にするコンパクトなキャンピングカーや、遊び心溢れるデザインが魅力のモデルを販売してきた。「NICO」はソロや少人数で旅を楽しむトラベラーにとって理想的な1DKの空間を最大限に活用し、プライベートな空間作りを意識したモデルと言える。

車内はリビングと就寝スペースを分けるカーテンで区切られ、ユーザーが自分の時間を大切にしながら、快適な睡眠を確保できるよう設計されている。加えて「NV350」の持つ乗り心地の良さも魅力の1つで、長時間のドライブでも快適に移動でき、旅の疲れを最小限に抑えることができる。

さらに、椅子は取り外し可能で、空間の自由度のより向上させた。オプションで付けられるマグネットボードを使用すれば、壁面の収納レイアウトを変更することも可能だ。

車両はガソリンと軽油のバリエーションが用意され、4WDモデルも選択することができる。

快適なキャンピングカー生活のために設計された「NICO」で新たな旅行スタイルを楽しんでほしい。

NICO（ニコ）
価格：5,950,000円～（税別）
製品サイト：https://www.dreamdrive.life/jp/nico_announcement/

Carstay初の自社開発、所有するバンを快適なキャンピングカーに

Carstayは2月、自社開発したキャンピングカー「SAny. VAN」の販売をスタートさせた。この新製品は、ユーザーが所有するハイエースなどのバンを持ち込んでキャンピングカー化することが可能で、最短1カ月での納車が可能という。

同社はこれまで、キャンピングカーに特化したシェアリングサービスやリノベーション事業を展開してきたが、今回は初の自社開発した製品を売り出すこととなった。標準装備を最小限に抑えながらも内装の品質や快適性には妥協しないアプローチにより、「SAny. VAN」を完成させたという。

内装では、上質な素材「ロシアンバーチ」を採用。内装は、自然の風景や地球の色彩をイメージしたもので、居心地の良さと落ち着きのある車内空間を作り出している。

標準装備には、車中泊可能なソファベッド、シンク、バッテリー、照明などが含まれており、さらにオプションとして、ヒーターやソーラーパネルなどの追加装備を選択することもできる。これにより、個々のニーズや好みに合わせてのカスタマイズすることが可能となる。

また、ハイエースなどの中古車を持ち込んで改造することも可能な上、納車までの期間も短くなっているため、比較的早くキャンピングカーを手に入れたい人には魅力的な選択肢となり得る。

所有するバンを快適なキャンピングカーに変貌させることもできる「SAny. VAN」は、ユーザーに自由度の高い旅行体験をもたらしてくれるだろう。

SAny.VAN
価格：1,958,000円～（架装費のみの場合・税込）
製品サイト：https://mobilab.jp/brands/sany

内装のカスタマイズは自由自在、名陽電機のブランド「CAMBY」

名陽電機は2023年11月、自由に内装をカスタマイズできるキャンピングカーブランド「CAMBY（キャンビー）」の販売店舗をオープンした。店舗では、国内外の30以上のUPIブランドを取り扱うことが予定されているという。

近年、キャンプスタイルの多様化に伴ってキャンピングカーの需要が高まっている。これまでの大型車両に代わって乗用車をベースにしたコンパクトな車両が注目されており、「CAMBY」もその流れに沿った製品を展開している。

「CAMBY」のキャンピングカーは、乗用車ベースでありながらも自由に内装をカスタマイズすることができるため、幅広いニーズに対応することが可能だ。

ラインナップは軽トラックと軽バンの2種類のベース車両となっている。特に軽バンベースの「ネクストキャンパー」は、コンパクトながらも広々とした空間で、高品質な内装が用意されている。

内装においても細部までこだわりが見られ、黒をベースに電装からシンクまで完璧にそろった「PREMIUM」仕様や、強力な電装品やシンクに特化しながらもゆったりとした空間を確保した「LIMITED」「ACTIVE」仕様に至るまで、さまざまなカスタマイズオプションが用意されている。このため顧客のライフスタイルや好みに合わせて、理想的な空間を作ることができる。

多様なニーズに対応可能な「CAMBY」で、快適なキャンピングカーライフを楽しんでみてほしい。

CAMBY ネクストキャンパー
価格：492,800円～（「ACTIVE」仕様、キット単体価格の場合・税込）
店舗住所：愛知県名古屋市昭和区川原通1-4-1
製品サイト：https://camby.co.jp/next-camper/

「いつか買ってみたい…」と憧れがちなキャンピングカーだが、最近は内装や価格までさまざまな製品が登場している。これを機に思い切って自分に合う車を探す一歩を踏み出してみてはいかが。

（永井瑞穂）