アメリカのスタートアップ企業「ACTON」が、電動式のローラースケート『R』シリーズを発表した。セグウェイより気軽に、モーターシューズより速く。
この「ACTON R」、メーカーの呼び名は『ロケットスケート』で片足につき2つのホイール内にブラシレスモーターを内蔵し、リチウムイオンバッテリーで最高時速 約12マイル(約20km)で走行可能だという。「ACTON R」の主な構造を説明すると、かかと側にサスペンション付きの補助輪が付いていて、片足サイズの小型電動三輪車に乗っているような作りで、左右の速度がずれてバランスを崩さないように無線で回転数を同期する機能も付いている。また、リモコンを使わずに体重移動でスタート・停止や加減速する機能も付いているが、スマートフォン用のアプリも用意されており、カメラなどを乗せてリモートコントロールさせる機能もあるという。そのほかにもアプリにはバッテリー残量、各種ステータスの確認、地図上で走行ルートの表示、ほかのユーザーのデータ共有が出来る「インタラクティブゲーム」などがインストールされている。
この「ACTON R」には航続距離と駆動時間ごとに3タイプが用意され、R6は6マイル(約10km)または45分、R8は 8マイル(約13km)または70分、R10は 10マイル(約16km)または90分となり、重量は全モデルともに片足3kgとなっている。
ACTON社が開発したこの製品はクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資を募集したところ、開始からわずか24時間で目標額をクリアするほどの注目を集めた。
出荷は米国内向けが今年10月、欧州やアジア向けは11月になる見込みだ。
(Lion-Maniacs)