FENDI(フェンディ)の松屋銀座店がリニューアルオープンした。最新のグローバルストアコンセプトを導入した店舗は、東京在住のフランス人建築家グエナエル・ニコラ氏がデザイン。アイコンバッグ『BAGUETTE(バゲット)』が飾られた『バゲット・ウォール』は圧巻。壁に17,167本ものクギが打ち込まれ、ゴールドの輝きのなかにバゲットが浮かび上がる。
長らく女性向けラグジュアリーブランドのイメージが強かったFENDIだが、現在はメンズラインをフェンディ家3代目のクリエイティブディレクターSilvia Venturini Fendi(シルヴィア・フェンディ)が手がけている。イタリアらしい柔らかさと、大人のシックを同居させたメンズバッグはどれも魅力的だ。
■SELLERIA PEEKABOO
アイコンバッグシリーズ『Selleria(セレリア)』は最高級カーフレザー“クオイオ・ロマーノ”が使用されている。シルエットは、これまたアイコンバッグのひとつであるピーカブーのもの。「いないいないばぁ」の名のとおり、茶目っ気のあるデザインが楽しい。
■Selleriaビジネスバッグ
こちらもセレリアシリーズ。柔らかな革の風合いが美しく“ビジネスバッグ”と言いながらも、どこか優雅さを感じさせる。書類、タブレット、スマートフォン用のポケットなどの機能性の高さも嬉しい。
■Pequinビジネスバッグ
1983年に発表したアイコンストライプ『ペカン』のファブリックとマットカーフを組み合わせたビジネスバッグ。シンプルで取り入れやすいデザインながら、ペカンのストライプがさりげなくフェンディらしさを発揮している。
■BRIEF CASE
ネイビーブルーのブリーフケースは、キズのつきにくいグレインカーフスキンを使用。シンプルな線と面、上品な色と金具がとても美しい。ブリーフケースにもラグジュアリー感を取り入れたい人におすすめ。
■ファンクショナルメッセンジャーバッグ
こちらもグレインカーフを使用したバッグ。こんなに大人感があるメッセンジャーバッグは希有な存在なのではないだろうか。ショルダーストラップは調節可能で、様々なシーンで活躍しそう。(全てメイド・イン・イタリー)
革の美しさと遊び心が上品に演出されたFENDIのバッグたちは“目立ちたいわけじゃないけれど、当たり前はつまらない”。そんな大人の男性に良く似合う。
【参考】
※ FENDI公式サイト
(くぼきひろこ)