秋はやっぱり秋刀魚!お酒の肴にもぴったりの秋刀魚をより楽しむために、お酒と秋刀魚の好相性を5つご紹介します。ぜひ今夜の1杯に。
■王道の焼き魚×ビール
秋刀魚と行ったらやっぱり大根おろしを添えた塩焼き。日本酒も最高ですが、秋刀魚と飲む1杯目のビールは、あまりの美味しさに1日働いた自分への感謝がこみ上げますね。
頭から背にかけて盛り上がっていて、お腹が硬く、目の澄んだ1尾を。煙や脂が気になる場合は、フライパンに魚焼き用のホイルを敷いて焼くのがオススメです。
■お刺身×「ひやおろし」の日本酒
お酒との相性がちょっと難しいのがお刺身。秋刀魚の脂は香りと旨味が強いので、やはり安心の日本酒で。
秋の気分を満喫するなら、各蔵が秋に出荷する「ひやおろし」はいかがでしょう。寒い時期に仕込まれたお酒が、一夏の熟成を経てまろみを帯びたものです。9月・10月・11月によく出回るので、これもまた日本の秋の味覚です。
(※番外編 安価なパック酒の熱々燗もオススメ。秋刀魚を肴に欠けた猪口でキューッとやれば、気分は漁師町のさびれた居酒屋。ちょっと泣きたい夜にどうぞ…)
■海塩焼き×泡盛シークァーサー絞り
秋刀魚に柑橘の絞り汁が合うのは、誰もが知るところ。泡盛のロックに、今が旬の青いシークァーサーを絞り入れた「泡盛シークァーサー」も良く合います。
『海塩焼き』はただの塩焼きです(失礼)。しかし海のお塩を強めにきかせて焼き、醤油を使わずに塩の旨味だけで食べると、泡盛との相性が抜群です。
■ギリシャ風焼き魚×ワイン
合わせるのが難しそうな秋刀魚とワイン。手っ取り早く橋渡しをするなら『ギリシャ風』……というと大仰ですが、秋刀魚の塩焼きにオリーブオイルをたっぷりかけてレモンを絞るだけ。赤でも白でも、気の置けないデイリーワインと一緒にたらふくどうぞ。
秋刀魚を食べて地中海の風を感じるという離れ業です。
■秋刀魚フライ×ハイボール
アジフライがあるなら秋刀魚フライだって!
秋刀魚は処理がとても易しい魚です。3枚に下ろしてセオリーどおりにフライするだけなので、お父さんのお料理入門編にもピッタリ。ウスターソースやタルタルソースをかけてハイボールと合わせると、なんとなくレトロなハイカラ感が漂います。
ほんと秋刀魚って、美味しくて安くてありがたい魚ですね。今年の秋は様々なアレンジと料理で、秋刀魚を食べつくしてみてはいかがでしょうか。
(くぼきひろこ)