新年度に入り、各地で入社式が行われる4月は、フレッシュな風が吹き込む時期。この週末は、感性を刺激するアート作品を鑑賞したり、魅力的なポップアップイベントで商品を購入してみるのはいかがだろう。
4月8日(土)~4月9日(日)にかけて参加できるおすすめのイベントを紹介する。春の空気を感じながら、足を運んでみては。
<中央区>国内最大の『スター・ウォーズ』ポップアップ
東急プラザ銀座では、『スター・ウォーズ』ファンには見逃せないイベントが開催されている。商品点数約1,500点を取り扱う、国内最大の『スター・ウォーズ』ポップアップストア「STAR WARS GALAXY in GINZA」だ。
同展は5月28日(日)まで開催。前半と後半にわかれ、それぞれのテーマにあったグッズを取り扱う。
前期は3月29日(水)~4月23日(日)の期間で、ドラマシリーズ『マンダロリアン』がテーマ。
いっぽう後期は4月24日(月)~5月28日(日)の期間で、歴代映画シリーズを含めた「スター・ウォーズ サーガ」がテーマとなる。両方のグッズをそろえたい人は前半と後半、2回に分けて足を運ぶのも良いだろう。
既に世に出回っている商品はもちろん、先行販売商品や、ここでしか買えないイベント限定グッズも取り扱う。
購入特典のノベルティも見逃せない。同ポップアップでは税込1,100円以上の商品を購入した人に、週替わりのポストカードを進呈。税込5,500円以上の商品を購入した場合には、ボールペン*がもらえる。
ドラマシリーズの配信でいっそう盛り上がりを見せる『スター・ウォーズ』。注目のイベントに足を運んでみては。
STAR WARS GALAXY in GINZA
会期:開催中~5月28日(日)
会場:東急プラザ銀座
所在地:東京都中央区銀座 5-2-1
WEBサイト(公式):https://ginza.tokyu-plaza.com/shop/detail.html?_id=21877
*なくなり次第終了となる。
<中央区>梅津庸一氏作品集『ポリネーター』刊行記念展
同じく銀座の「銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM」では、4月19日(水)まで、梅津氏初の本格的な作品集『ポリネーター』出版記念展「遅すぎた青春、版画物語(転写、自己模倣、変奏曲)」を開催。
100点以上に及ぶ多種多様なユニークプリントを中心に展示する。
2000年代初めより美術家として活動し、愛知県美術館やワタリウム美術館で個展を行ってきた梅津庸一(うめつよういち)氏。日本における近代美術絵画が生起する地点に関心を抱き、日本の美大予備校や、芸大での教育に鋭い視線を投げかけた制作・活動を行ってきた人物だ。
これまでほとんど版画に触れたことがなかったという梅津氏だが、高い練度を要する版画家の仕事に短期間で肉薄するためには「ロマン」が必要だと結論づけた。
論理的な動機づけを超えた熱情(=ロマン)によって短期間で大量の版画を仕上げるため、町田市の「版画工房 カワラボ!」で朝から晩まで制作。そこでの体験を「遅すぎた青春」と位置づけ、特別な時間の中で版画世界に没頭する契機にしたと語る。
版画という表現語彙を得た梅津氏の新たな展開に注目だ。
遅すぎた青春、版画物語(転写、自己模倣、変奏曲)
会期:開催中~4月19日(水)
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
所在地:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
WEBサイト(公式):https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/32569-1424000322.html
<新宿区>盆栽の魅力を発見「re盆栽」のポップアップ
「新宿マルイ メン」では、日本の伝統文化である“盆栽”の新たな魅力を発見できるイベントが、4月16日(日)まで開催される。
同ポップアップで取り扱うのは、インテリア用品及び雑貨の販売を行う「TOUFU TOKYO」の「re盆栽」だ。
「re盆栽」は、枯れてしまった盆栽を厳選し、土を落とした上で乾燥させ、プリザーブド仕様の枝葉やドライ化した別の葉を付けて生まれ変わらせる。
元の盆栽に込められた想いやカタチを大切にしながら、現代のインテリアやアートとしてアップサイクルしている。
メンテナンス不要の「re盆栽」は観賞用として美しいだけでなく、すべての盆栽に光触媒コーティングが施され、ウイルスの不活化や空気浄化を促すのもポイント。
同イベントでは、新作NEONカラーの「Re盆栽」を先行発売。さらに、会期中は自分だけのRe盆栽をつくれるワークショップも開催する。
オンラインショップでも買うことができる「Re盆栽」だが、実際に目でその存在感を確かめたい人や、ワークショップで自分好みのものを作りたい人には必見のイベントといえそうだ。
re盆栽 TOUFU TOKYO POPUPEVENT
会期:開催中~4月16日(日)
会場:新宿マルイ メン
所在地:東京都新宿区新宿5-16-4
WEBサイト(公式):https://www.0101.co.jp/074/event/detail.html?article_seq=57926&article_type=sto
<港区>LEXUSの未来へのビジョンを表現「Shaped by Air」
LEXUSが考えるライフスタイルを体験できる南青山の「INTERSECT BY LEXUS」では、5月16日(火)まで、ニューヨークを拠点に活躍するアーティストであり建築家のスーチ・レディ氏によるインスタレーション「Shaped by Air」を展示している。
同展は、次世代LEXUSを象徴するモデル「Lexus Electrified Sport」に着想を得て「電動化がもたらす進化の可能性」と、カーボンニュートラルで人間中心的なクラフトマンシップと品質にこだわり続けるという「LEXUSが向かう未来のビジョン」の両方を表現。
会場に展示されているオブジェは、金属製のメッシュを使用して原寸大の「Lexus Electrified Sport」を再現したもの。そのまわりを取り囲む葉のようなオブジェが、ゆらめく自然と共生する車を想起させる。
2002年にReddymadeを設立したスーチ・レディ氏。「形は感覚に従う」という理念のもと、平等性と多様性を尊重し、文化や社会、経済や環境が、地球とユーザー両方に与える影響に取り組むという“人間中心”のデザインアプローチを行っている。
実績豊富なアーティストが表現する次世代の車の在り方を、アートを通じて体感してみては。
Shaped by Air
会期:開催中~5月16日(火)
※4月25日(火)全館 終日休館
会場:INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO 1F GARAGE
所在地:東京都港区南青山4-21-26
WEBサイト(公式):https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/shaped-by-air.html
<荒川区>元映画館の空間で“現代人の肖像画”を鑑賞
荒川区にある「元映画館」では、4月8日(土)~4月23日(日)の間、松山しげき氏による新作個展「ナルキッソスは水面を見続ける」を開催する。
個展名は、ギリシャ神話に登場する青年ナルキッソスの物語が由来だ。松山氏は、水面に映る自分の姿のあまりの美しさに目を離すことができなくなり、最後には命を落としてしまうナルキッソスに、スマホ画面に映る大量の情報に夢中になる現代の私たちの姿を重ねているという。
その同展では、松山氏の代表シリーズ『Portrait of dazzle』を始め、新作の絵画シリーズや新作の彫刻が鑑賞できる。
第一次大戦の頃に使用された“ダズル迷彩”を使用した作品で、国内外から注目を集めている松山しげき氏。
同氏はこれまで、ブログやSNSなどにアップされているセルフィーやスナップなどの顔写真をモチーフに絵画を制作。目元部分は、顔写真からビデオプロジェクターを用いて“目”だけを正確にトレースして描いている。
またその輪郭は、実際のモデルとした人物とは髪型や体型、性別や人種すら描き変えることで全くの別人物としている。
インターネットの匿名性と情報の不確かさを表現したまさに“現代人の肖像画”といえる作品だ。
ナルキッソスの顔を上げさせる(=私たちをスマホ画面から解放する)事の難しさを、美に昇華する至高のアート作品を体感してみては。
Shigeki Matsuyama 「ナルキッソスは水面を見続ける」
会期:4月8日(土)~4月23日(日)
会場:元映画館
所在地:東京都荒川区東日暮里3丁目31−18 旭ビル2F
WEBサイト(公式):https://artsticker.app/events/3671
現代アートによる新鮮な感性に触れられる展覧会や、大規模なポップアップイベントなどが開催される今週末。実際に足を運び、作品やアイテムの魅力を目の当たりにしてみては。
(IGNITE編集部)
※イベントの開催状況が記事の掲載時と異なる場合がある。足を運ぶ際は公式HPなどで最新情報の確認を