兵庫県にあるぼたん鍋発祥の宿「近又(きんまた)」では、11月15日(火)より冬の味覚、ぼたん鍋コースの販売を開始する。
この時期だけ味わえる滋味あふれる料理を味わってみよう。
四季折々の料理が食べられる歴史ある料理旅館
慶長14(1609)年、篠山の町に開業した近江屋。当主は代々近江屋又兵衛を襲名し、明治初期頃屋号を近又と改めた。明治の元勲「木戸孝充」が桂小五郎といった時代、“好きなお菊と丹波篠山郷近又に宿る”と書いた日記を山口県に残している。
また、昭和54年11月現令和天皇(当時、浩宮徳仁親王殿下)も宿泊し、同館のぼたん鍋を賞味した。春、夏は地元の食材をふんだんに取り入れた会席料理を、秋は松茸会席を、そして冬はぼたん鍋と四季折々の料理が食べられる歴史ある料理旅館だ。
ぼたん鍋発祥の宿
ぼたん鍋の由来は、皿に盛った形が「牡丹の花」に似ていることからその名が付けられたと思われているが、実は民謡の「篠山小唄」に出てくる「ぼたん鍋」という言葉から、当時の近又の主人が「牡丹の花」の形に並べて提供したことで全国に広がったという。
野生の猪肉のみを贅沢に使用する近又のぼたん鍋
近又のぼたん鍋は、丹波篠山の山の幸をたっぷりと食べた野生の猪肉のみを贅沢に使用する。コラーゲンたっぷりの猪肉はあっさりとした味わいで、煮込めば煮込むほど柔らかくなる。
前菜、椀物、お造り盛り合わせ、デザートと丹波篠山の冬の味覚を存分に楽しめるぼたん鍋コースにシメはとろりと卵を落とし味噌ダレと絡めて作るぼたん丼が絶品だ。
同宿の第10代当主が猪肉に合う味噌を研究し、語り継がれてきたこの時期ならではのこだわりと自慢の近又の味を堪能しよう。
丹波篠山 料理旅館 近又のぼたん鍋コース3種類
近又ではぼたん鍋のコースを3種類用意している。いずれも11月から3月の狩猟期間のみ楽しめるコースだ。
上肉(赤身肉)を使用した「赤身肉ぼたん鍋会席」のコースは9,300円、最上肉(コラーゲンのある新鮮なロース肉)を使用する「丹波産ぼたん鍋会席」のコースは12,650円。丹波産ぼたん鍋会席に猪肉の塩焼き料理が付くコース「丹波産ぼたん鍋特選会席 焼きぼたん付き」は13,700円となっている。
各コースとも、「前菜三種」「ロース猪肉と丹波篠山産野菜のぼたん鍋」「〆のぼたん丼」「香の物」「甘味」が付く。
ぼたん鍋を楽しんだ後、宿泊することもできるのが料理旅館の醍醐味だ。歴史ある建物とモダンな部屋でくつろげる近又でゆっくりとした時間を楽しもう。
また、自宅でも楽しめるよう、オンラインストアにてぼたん鍋セットを販売している。自宅用に、また冬のギフトシーズンに贈答用として利用してみては。
料理旅館 近又
所在地:兵庫県丹波篠山市二階町81番地
公式サイト:https://www.kinmata.jp/
宿泊プラン詳細:https://www.yadoken.jp/pg/FrontCtrlShowPlanRecommendation.php?hotel_id=yk103705
ボタン鍋予約ページ:https://www.tablecheck.com/shops/kinmata/reserve?_ga=2.13364849.750176512.1666164924-403916924.1647850353&_bdsid=3C6Aeu.n+Hyf69.1666164923663.1666167836&_bd_prev_page=https%3A%2F%2Fwww.kinmata.jp%2Fmeal.php&_bdrpf=1
(MOCA.O)
※価格は全て税・サ込