アートを活かした企画を手掛けるアートローグは、10月18日(火)、宮城県の新澤醸造店とともに、7%まで精米した世界最高級の日本酒「NIIZAWA(ニイザワ)」と「NIIZAWA KIZASHI(ニイザワ キザシ)」の2022年版の販売を開始。
本年度のラベルには、日比野克彦氏と大宮エリー氏の作品を採用。いずれも数量限定なので、早めにチェックしよう。
日本酒とアートのコラボレーション
今回発売する日本酒は、新澤醸造店が世界一の精米歩合7%にまで米を削り、醸造から出荷までを徹底管理して仕込み上げた“究極の食中酒”「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」だ。
これらの日本酒のラベルデザインには、デザインアワードである「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」から選ばれたアーティストの作品を採用。同アワードでは世界トップレベルのアーティストに大賞を、そして新進気鋭のアーティストには兆し賞を贈呈し、その年の2種類の日本酒のラベルデザインに採用している。
日本酒とアートを世界に発信
食事の場で豊かなコミュニケーションを促進し人と人の繋がりを育むお酒と、思慮深い想像力と未来へ新たな道を切り開く創造力を養うアート。アートローグと新澤醸造店が組み、日本文化を世界に発信していこうと意気投合したことで、2018年からスタートしたプロジェクトだ。
現在、同アワードのプロジェクト下に、最高の蔵元と芸術家が出会うことで、優れた現代アーティストの顕彰による文化芸術の振興と、日本酒という日本の伝統的な文化遺産の価値を世界に発信するユニークな取り組みとして注目を集めている。
350時間をかけて精米した最高級日本酒
大賞を受賞した日比野克彦氏の1本
「NIIZAWA 純米大吟醸 2022 日比野克彦」は、“世界一の精米を届ける”という指針からスタートした、7%精米シリーズの最高峰に位置するお酒。
高度精米は、麹の製造が極端に難しくなり、麹由来の旨味を引き出しにくくなる傾向があるが、NIIZAWAは、その麹由来の旨味を豊富に引き出すことに成功した、技術あふれる1本。米の甘みをダイレクトに感じることができ、余韻が長く、じっくりと楽しめる。
冷蔵庫で保管することにより、綺麗に熟成していく。食事は選ばない。大きなグラス・淵の薄いグラス(ブルゴーニュグラス等)で飲むと、一層美味しく味わえる。
ラベル作品は、大賞となった日比野克彦氏の「2016BRAZIL」(2016年)だ。
兆し賞を受賞した大宮エリー氏の1本
「NIIZAWA KIZASHI 純米大吟醸 2022 大山エリー」も、同じく7%精米シリーズの最高峰に位置するお酒。
糖度は「NIIZAWA」よりやや低めに設定しており、繊細な甘みと若さ感じる酒質。冷蔵庫で保管することにより、綺麗に熟成していく。「NIIZAWA」と同じくどんな食事にも合うお酒。
ラベル作品は、兆し賞を受賞した、大宮エリー氏の「フォーチュン フラワーズ」(2017年)だ。
ともに数量限定販売。オフィシャルサイトにある「取り扱い店」に直接問い合わせを。
ラベルデザインに施された上質なアートに思いを馳せながら、世界最高峰の日本酒の奥深い香りと味わいを楽しもう。
オフィシャルサイト:http://www.niizawa-sake.jp/
(田原昌)
※表示価格はいずれも税別