音楽家から転身したクラフトビール醸造家が立ち上げる、埼玉・ときがわ町「Teenage Brewing」に込めた想い

近年、流行を見せているクラフトビール。今回紹介するのは、音楽家の手によってスタートするクラフトビール醸造所だ。

その名も「Teenage Brewing」。2022年末から2023年初頭を目標に、埼玉県ときがわ町に醸造所をオープンする予定。現在、応援購入サービス「Makuake」にてプロジェクトを進行中だ。

飲む人の感情を揺さぶるビールを造る

同醸造所では、音楽家でもある森大地氏が醸造家に転身。独創的で世界一美味しいビール造りを目指していく。

そして、「Teenage Brewing」という名前には、大人になった今も、10代の頃に夢中で何かに打ち込み、恐れを知らず真っすぐに突き進んでいた初期衝動のような“あの気持ち”を忘れないように、という想いが込められている。

「音楽はビールだ」

現在、森氏は他のビール醸造所で研修に励みながら、ひたすら醸造の研究をしながらクラフトビールを飲んでいる。

音楽に出会って価値観、世界観、人生の楽しみ方が変わるように、クラフトビールの世界に足を踏み入れることは、ビールが美味しいという一瞬だけでなく、飲む人のライフスタイルをより豊かにするきっかけとなる。森氏は、そんなビールを造りたいと願っているそうだ。

「世界一美味しいビールがあれば、音楽に人の心を動かす力があるのと同じように、飲む人の感情を揺さぶることだってできると信じています」。そう森氏はコメントする。

同醸造所にてメインで造ろうと考えているビアスタイルは、IPA、Hazy IPA、サワーエール、サワーIPAそしてピルスナーだ。

ゆくゆくは、樽で熟成させるバレルエイジドビールも造ろうと考えているという。

新しい醸造所は、緑豊かなときがわ町に誕生

醸造所をオープンする予定の埼玉県ときがわ町は、都心から車や電車で1時間ほど。緑豊かな山で囲まれ、夏はホタルが見られる清流「都幾川」が流れている。美味しい水が必要なビール醸造にはぴったりな場所だ。

およそ100坪の2フロアという広大な倉庫を改装し、醸造所兼タップルームを造る予定となっている。

その目の前に畑も借り、ビールに使うハーブ、野菜や果物、ゆくゆくはホップも栽培していくつもりとのこと。また、ビール造りから出るモルト粕は畑の肥料にしたり、近所の農家に分けたりしてゴミを減らす取り組みをしていく。

オープンに向けたプロジェクト

現在、醸造所オープンに先駆けて10月23日(日)まで、特別リターンを用意したプロジェクトを応援購入サービス「Makuake」にて実施中。

また、10月10日(月)には、大宮ヒソミネでブルワリー紹介をかねたライブイベントの開催が決定している。ライブはもちろん、ビールへの想いを語るトークセッションも予定しているので、音楽ファンもビールファンも楽しめるイベントだ。

出来立てのビールをその場で飲めるタップルームも併設されるので、足を運んでみては。

Teenage Brewing
プロジェクト期間:9月15日(木)〜10月23日(日)
醸造所予定地:埼玉県比企郡ときがわ町馬場435-1
Makuakeプロジェクトページ : https://www.makuake.com/project/teenage/
ライブイベント チケット予約:http://www.hisomine.com/

(田原昌)