登録有形文化財・アルプス館客室に宿泊、特製ディナーがセットのプレミアムプラン!
長野県・軽井沢町にある万平ホテルが、創業130周年記念事業の大規模改修・改築工事の前、最後に現況のホテル空間を心ゆくまで楽しめる特別宿泊プラン「アルプス館 プレミアムプラン」を10月1日(土)に発売する。
創業当時から変わらないおもてなしを楽しもう
万平ホテルは、避暑地・軽井沢とともに一世紀を超える歴史を歩み続けるクラシックホテルで、1894年(明治27年)の創業から今年で128年を迎えた。
特別宿泊プラン「アルプス館 プレミアムプラン」は、登録有形文化財アルプス館客室での滞在を、同館内「メインダイニングルーム」での特製ディナーなどの特典とともに満喫できる。同プランの料金は37,400円〜*。
同ホテルでは、創業から現在に至るまで多くの人に愛されてきたレガシーを未来に継承する想いを込めて、同宿泊プランを第一弾とする特別企画「Legacy to our Future」を、10月1日(土)から営業休止前の2023年1月2日(月)までの期間、展開する。
万平ホテル スタッフによるアルプス館内のみどころ
客室の家具と吉永小百合さんの広告写真
客室に備えられている箪笥、椅子、机は伝統工芸である“軽井沢彫”で、ほかにも客室のキータッグなどに使われ、温もりのある雰囲気を作っている。
2005年にはJR東日本の広告で、この机に向かい読書をする女優・吉永小百合さんの姿が話題となった。アルプス館客室滞在の魅力を余すことなく伝えたこの美しい広告写真は、館内史料室で見ることができる。
ステンドグラスが亀のデザインのわけ
アルプス館ができた昭和11年当時から飾られているステンドグラス。「メインダイニングルーム」の軽井沢の時代シーンを描いたものは有名だが、フロント横の階段には、なぜか亀のデザインのものがある。
これは、万平ホテルの前身、旅籠「亀屋」の名残を伝えるもので、亀屋は江戸時代の1764年に中山道軽井沢宿に生まれ、のちに万平ホテルへと進化をとげた。
「メインダイニングルーム」と「風立ちぬ」
軽井沢を愛した作家・堀辰雄さんも実際に利用していたアルプス館は、スタジオジブリ映画『風立ちぬ』で描かれたホテルシーンのモデルのひとつともいわれている。
とくにレトロモダンな佇まいの「メインダイニングルーム」は、映画の描いた情景を思い出させる雰囲気の特別な空間だ。(スタジオジブリ「風立ちぬ」© 2013 Studio Ghibli・NDHDMTK)
数々の時代の記憶に出会える史料室
館内1階には、アルプス館の歴史を見られる史料室がある。
ジョン・レノン氏が好んで弾いたピアノ、自身の職業を文士と記した三島由紀夫氏の直筆宿帳、田中角栄氏とキッシンジャー氏が会談に臨んだ椅子など、ホテルの歴史が日本や世界の歴史とともに織り込まれた130年を実物をもって感じることができる。
「アルプス館」のクラシックな空間と、料理が人気のアルプス館1階「メインダイニングルーム」でシェフ特製の夕食と朝食が楽しめて、ホテル特製のフォトブック「アルプス館物語」もギフトとして付いてくるプレミアムプラン。万平ホテルが未来に継承したいレガシーを身近で感じたい。
万平ホテル公式ホームページ:https://mampei.co.jp/
(MK)
*2名1室利用時の1名料金、税、サ込