オーストラリアの自由な食文化に魅せられた栗脇正貢(くりわき まさたか)シェフが、昨年7月、目黒にオープンしたレストラン「cocon(ココン)」。
同店では7月15日(金)よりオープン1周年を記念したスペシャルメニューの提供を開始。
星つきのフレンチレストランでヘッドシェフを務めていた同氏による、和とフレンチ、エスニックなどの食材や調理方法を掛け合わせたモダンオーストラリア料理を楽しもう。
「定型がない」モダンオーストラリア料理
移民の多いオーストラリアでは、さまざまな人種やカルチャー、そして食文化が共存する。
世界中の食材や調理法を取り入れ、自由に創作するモダンオーストラリア料理は、オーストラリアそのものを表す「定型がない」料理であり、世界中の美食家から注目されている。
おまかせのコースが楽しめるcocon
coconのメニューは季節ごとに変わるおまかせのコースのみ。エスニック風に味付けしたカンガルーや、日本料理でよく使われる鮎をコンフィ、ソース仕立てにするなど、他では出会えない食材の組み合わせや味わいを楽しめる。
食材は旬のものをメインに、生産者の顔が見える食材を中心に使用し、環境に配慮した食材選びや食材の廃棄を極力削減する調理を行う。
栗脇シェフの手による1周年記念スペシャルメニュー
cocon の1周年記念スペシャルメニューの内容を紹介しよう。
「カンガルーのタルタル」は、アガベシロップでマリネしたカンガルー肉を、青唐辛子、エシャロット、チリパウダーで味付けし、卵黄やコリアンダーを添えた。
淡白な味わいの宮崎チョウザメを干し椎茸で締めることで、旨味をプラスした「チョウザメとジャスミンジュレ」。
「きすのニラソース」は、きすをさっと皮面だけ焼き上げてふわっと火入れし、花びら茸など夏が旬の国産きのことニラのソースにソテー、茗荷のコンディメントを合わせ、仕上げに日本のゆかりのような香りがするトルコの香辛料スマックをプラスした。
「いんげん豆のサラダ」は、どじょうインゲン、黄色インゲン、しまささげなど数種類のインゲンを使った冷製サラダ。
そのほか、炭で焼き上げたマナガツオに、サフランの香りをまとわせたハマグリの出汁をベースにしたソースを合わせた「マナガツオとサフランのエミュルション」や、オーストラリアのアンガス牛と和牛を掛け合わせた品種“西豪黒牛(せいごうくろうし)”を使用した「西豪黒牛と中華粥」、「鮎のコンフィとビスク」「夏鹿 ペドロヘメネスのソース」「ビールのジュレ パッションフルーツの泡」「無花果のパブロヴァ」などが楽しめる。
ランチは「7品のおまかせコース(6,600円)」と「10品のおまかせコース(11,000円)」を、ディナーは「10品のおまかせコース(11,000円)」、「12品のおまかせコース(13,200円)」、「厳選食材を使った12品特選コース(18,700円)」を用意する。
また、アルコールペアリングは8,800円から。
様々な食文化の融合を楽しめるモダンオーストラリア料理を味わってみよう。
cocon
所在地:東京都目黒区上目黒3-8-3 千陽中目黒ビルアネックス4F
ランチ:12時30分から一斉スタート※土・日・月曜日のみ営業
ディナー:18時~24時(20時L.O)※水曜日定休
Instagram:https://instagram.com/cocon_nakame
(MOCA.O)
※価格は税込・サ別
※ディナーは入荷によって品数は前後する