洗練or鮮烈。仏製ミッドシップスポーツ「アルピーヌ A110」に、2種類の限定車が同時リリース!

フランス製のミッドシップスポーツ「アルピーヌ A110(エーワンテン)」に、2種類の限定車が同時リリースされた。

1台は創業者であるジャン・レデレ氏の生誕100周年を記念したモデル、もう1台は伝統のラリーで“記憶に残るドラマ”を演出した先代A110をオマージュしたモデル。いずれも成約記念として、ネグローニ製の専用ドライビングシューズが贈呈される。

創業者の洗練された雰囲気と魂を宿す「アルピーヌ A110 GT ジャン・レデレ」

アルピーヌの創業者であるジャン・レデレ氏は、当時フランスで最年少となる24歳で父親が経営していたルノーディーラーを継承。

その後、ルノー車でレースに出場するようになったレデレ氏は、さらなるスピードを求めてルノー車を改造し、軽量でパワフルな車を独自に作り始めたという。これが、アルピーヌの始まりとなったのだ。

限定10台となる「アルピーヌ A110 GT ジャン・レデレ」では、レデレ氏の好みであった光沢のあるブラックルーフとグリ・モンテベロを組み合わせた伝統的なボディカラーを採用。この組み合わせは、1963年1月に発売された“最初のアルピーヌ”とも同じだ。

コックピットは、サベルト製のスポーツシートやセンターコンソールをはじめとした随所にグレーステッチを施し、レデレ氏のような洗練された雰囲気に仕立てられている。

鮮烈かつパッション溢れる「アルピーヌ A110 ツール・ド・コルス 75」

一方、限定20台となる「アルピーヌ A110 ツール・ド・コルス 75」は、1975年のラリー ツール・ド・コルスで躍動した先代A110の精神を受け継ぐ、鮮烈かつパッション溢れるモデルだ。

1956年にコルシカ島で初開催された同ラリーは、「1万のコーナーを持つラリー」と言われるほど延々とコーナーが続くタフなコースを特徴とする。

先代A110はそんな舞台ですでに4回もの優勝を遂げていたが、もっとも鮮烈な印象を残したのは、激闘の末に2位となった1975年。パワーで勝るライバルに対し、軽量なボディと優れたハンドリングを武器とした驚異的な追い上げによって、観客の興奮と驚嘆を呼んだという。

この時のイエローを基調としたカラーリングは、ル・マンで優勝した「A442B」や最初のF1マシン「RS01」にも引き継がれ、アルピーヌ/ルノーのモータースポーツ史を語る上で欠かせないカラーとなった。

今回の限定車では、鮮烈なイエローボディとブラックルーフ、専用デカール、ブリリアントホワイトのグランプリホイール×オレンジキャリパーなどを採用し、当時の興奮を呼び起こすようなオーラが与えられている。

購入申し込みが限定台数を超えた場合は抽選

両モデルの販売方法は、7月24日(日)まで公式サイトより購入申込みを受付け、申込みが限定台数を超えた場合は抽選となる。

特別なオーラをまとう仏製ミッドシップスポーツが街角やコーナーを駆け抜ける姿は、より多くの人の目を惹きつけるはずだ。

アルピーヌ A110 GT ジャン・レデレ(限定10台)
価格:1,064万円(税込)
公式サイト:https://www.alpinecars.jp/model/a110-gt-j-redele/

アルピーヌ A110 ツール・ド・コルス 75(限定20台)
価格:1,064万円(税込)
公式サイト:https://www.alpinecars.jp/model/a110-tour-de-corse-75/

(zlatan)