スペインが誇るCAVA(カヴァ)ワインで、喉を冷たく潤そう。
カバ原産地呼称統制委員会が、“7月12日”を「国際CAVAデー」として登録。アンバサダーにモダンスパニッシュ料理の第一人者、ジョゼップ・バラオナ・ビニェス氏が就任した。
スペインの限られた地域でのみ生産されるCAVAワイン
「CAVA」とは、スペインの決められた4つの生産地(コムタッツ・デ・バルセロナ、バリェ・デル・エブロ、ビニェド・デ・アルメンドラレッホ、レバンテ地域)でつくられる、高品質な「原産地呼称制度CAVA」のスパークリングワインのことだ。
ボトル内でアルコールを二次発酵させる伝統的製法で知られるこのワインは、その質の高さゆえワイン通にもファンが多い。ランクは大きくは熟成期間に応じて2つに分けられ、「カバ・デ・グアルダ(9カ月間以上)」と上位の「カバ・デ・グアルダ・スペリオール」がある。
そしてさらに上位クラスは、「カバ・レセルバ(18カ月以上)」、「カバ・グラン・レセルバ(30カ月以上)」、「カバ・デ・パラヘ・カリフィカード(36カ月以上)」から構成。最上位クラスの「カバ・デ・パラヘ・カリフィカード(36カ月以上)」ともなると、手摘みのブドウのみを使用すること、圧縮から最終工程まで一貫生産することなど、認定条件もハードルが高く設定されている。
さまざまなタイプとスタイルを持つCAVAは、幅広い料理と相性が良く、ペアリングもしやすい優等生ワインと言えるだろう。
CAVAワインは日本でも人気急上昇中
CAVAは国内でも人気が高く、2021年は約1074万本が日本へ輸出された。これはCAVAの輸出先国トップ5に入る数字だ。2020年から比較すると輸出は約8%増加しており、これまでで最も多い輸出量となっている。*
そんな人気の上昇に合わせて、日本では昨年からCAVAワインに関するイベントが多数開催。2021年11月には、美食の街“銀座”で、CAVAとのペアリングを楽しめる「銀座CAVAディスカバリーウィーク」などが実施された。
今年も10月中旬頃、銀座の飲食店など約20店舗の協力による「銀座 CAVA ディスカバリーウィーク」を始め、様々な取り組みが行われる予定だ。
“7月12日”を「国際CAVAデー」に登録
カバ原産地呼称統制委員会が、日本とスペインにおいて、“7月12日”をCAVAの記念日に制定し「国際CAVAデー」と命名。
また、日本におけるモダンスパニッシュ料理人気の火付け役であるジョゼップ・バラオナ・ビニェス氏を「公式CAVAアンバサダー」に任命した。
冷やして飲むのに適したCAVAワインは、夏に楽しむのに相応しいお酒と言える。今年は様々なシーンをCAVAと共に彩ってみては。
カバ原産地呼称統制委員会 公式Webサイト:https://www.cava.wine/jp/
(IKKI)
* D.O.CAVAカバ原産地呼称統制委員会調べ:2015年~