11年ぶりとなるオリジナル・アルバム「SOFTLY」を発売した山下達郎さん。
発売日である6月22日(水)夜、タワーレコード渋谷店に訪店し、世界中が待ち望んだアルバムの発売を記念したスペシャル展示を閲覧。設置中のパネルにサインを入れた。現在渋谷店で展示中だ。
自身の展示を興味深く楽しんだ山下達郎さん
1階の特大コーナーで「Thank you!!」と書き入れ、3階のパネル展示と達郎さんの常設コーナー、そして6階タワーヴァイナルへと進む。渋谷店スタッフによる達郎さんへの思いを込めた展開にひとつずつ足を止め、担当者も感激の様子。
今回の11年ぶりとなるフルアルバム展開に、レジェンドの達郎さんも、リスナーに楽曲が届く瞬間を改めて実感しているようだったという。
アナログフロアでは、自身の中古盤の価格高騰に驚嘆する場面も。同フロアのレコードショップ、パイドパイパーハウスでは長門芳郎さんと、なにやら真剣に会話していた。
現在、渋谷店が展示しているのは山下達郎さんの手形と、シングルCDのジャケットを集めたアーカイブパネル、新旧「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスター、そしてサイン入りのアーティスト写真パネルなど。
終了時期は未定だが、この機会に山下達郎さんが訪問した貴重な証を見ておきたい。
山下達郎さん 渋谷店訪店コメント
聞き手は、息子に「達郎」と名付るほどのマニア、渋谷店 青木太一店長。
—アルバムCDを発売してくださって、ありがとうございます。CDはこれからも残るとお考えでしょうか?また、どうしてこのタイミングで発売になったのか知りたいです。
「CDがここまで残ったのが日本だけ、もう奇跡ですね。「OPUS」発売の時には、今ごろ配信だけになっているという予測だったんですけど、2022年までCDが残っていて、アナログまで復活して不思議です。僕らの世代は、音楽活動=レコードなんですよ。ライブなどの活動も、全部レコード売るためでした。今もシングルは割と出せてますけど、アルバムっていう形できちっと作るのも大変で。でもここ2~3年はライブも出来なくなったので、アルバムを出すことにしました。」
トレンドに左右されず、いつ聞いても懐かしさと新鮮さが感じられる楽曲を提供しつづける山下達郎さん。こんな時代だからこそ手に取りたい最新アルバムと、これまでの活躍を感じられる同展示を見に、足を運んでみたい。
タワーレコード渋谷店
所在地:東京都渋谷区神南1-22-14
URL:https://towershibuya.jp/
(hachi)