ベントレーのラグジュアリーSUV「ベンテイガ」に、“ウェルネス”をキーワードに掲げたロングホイールベース版「ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース（EWB)」が仲間入りする。

このベンテイガEWBは、フラッグシップサルーンだった「ミュルザンヌ」の後継モデルという役割も担うべく、ベントレーの頂点に相応しい最高のリアキャビンやグランドツーリング性能が与えられている。

極上の移動体験をもたらす世界初のシートテクノロジー

2015年の誕生以来、瞬く間にベントレーのベストセラーモデルとなった「ベンテイガ」。現在のラインナップは、「ハイブリッド（2,280万円）」「V8（2,280万円）」「S（2,690万円）」「スピード（3,356万円）」の4機種で、ここに「EWB」が頂点モデルとして加わる。

最大の特徴は、ホイールベースを180mm延長（2,995mm→3,175mm）したことによる贅沢なリアキャビン。乗員の体温と表面湿度を常時モニタリングして快適性を保つオートクライメートシステム（世界初）や、身体にかかる圧力を自動的に分散する姿勢調整システムを備える「エアラインシートスペシフィケーション」によって、極上の移動体験をもたらす。

プライベートもビジネスも贅沢かつ快適に

新登場の「エアラインシートスペシフィケーション」は、後席ヒーター＆ベンチレーター、左右独立のマッサージプログラム（5種類）、22通りのシート調整などを装備。

タッチスクリーンから「リラックス」モードを選択すると、40度までリクライニング可能となり、それと同時に助手席がモーター駆動で前方に移動し、助手席後部から美しいレザーのフットレストが展開する。

また「ビジネス」モードを選択すれば、リアシートがいっぱいまで起き上がり、優れた静粛性やフラットな乗り心地も相まって、移動中でも快適かつビシッとした気持ちで仕事と向き合える。

シートバリエーションは3種類。完全新設計の4＋1をはじめ、4シートの「コンフォートスペシフィケーション」と5シートが用意される。その一方、3列となる7シートはあえて設定せず、ロングホイールベース化によって広がったスペースを贅沢に使っている。

ビジネスエリートに相応しい1台

パワートレーンは、4.0リッターのV8ターボ（最高出力550ps／最大トルク770Nm）に8速ATを組み合わせ、最高速290km/h、0-100km/h加速4.6秒というスーパーカーも顔負けの性能を発揮する。

また、取り回し性や高速での安定性を高める四輪操舵システムや、快適かつ俊敏な走りを実現する高度なサスペンションシステム「ダイナミックライド」なども標準装備する。

日本へのデリバリー時期や価格は今のところ未定だが、ベンテイガの本命ともいえる「EWB」は、オン／オフを問わずにアグレッシブに駆け回る、ビジネスエリートに相応しい1台と言えるだろう。

ベントレー モーターズ
公式サイト：https://www.bentleymotors.jp/

（zlatan）

※価格はすべて税込