フィリップス エレクトロニクス ジャパンは2014年6月3日、うどんやそば、パスタなどさまざまな生麺が簡単に作れる「フィリップス ヌードルメーカー」を発表した。
ヌードルメーカーは「粉を入れる」「ボタンを押す」「水や卵などの材料を入れる」という3ステップで簡単に製麺できる機械だ。粉と水や卵などの材料を投入するだけで自動でこね、生地に約720kgの力をかけて「製麺用キャップ」から押し出すことで、コシのある生麺を約10分で作ることができる。
「製麺用キャップ」は、「1.6mm 角麺」(そば、ラーメンなど)、「2.5mm 角麺」(うどん、つけ麺など)、「1.6mm 平麺」(リングイネ、ラーメンなど)、「2.0mm 丸麺」(パスタ、ラーメンなど)の4種類が付属する。最大4人前まで一度に製麺可能で、麺のコシも好みによって調整できる。
日本の食卓にはお米を炊くための炊飯器があり、近年新たにパン食派のためにホームベーカリーが登場し、一定数の利用者を獲得している。しかし、家庭で生麺を作るための家電製品が未だ登場しないことに目を着けたフィリップ。
同社担当者は、「生麺がおいしいことは分かっているが、作りたくても時間、技術、手間が必要だという認識が多くの人にある。その結果、お店で麺を買う、お店で麺を食べる、乾麺や冷凍麺で代用するというスタイルになった。作りたくても作れないという生麺に対するジレンマを変えたいと考えた。“第3の主食”を変えたい」と語る。
同製品の発売は6月下旬を予定しており、予想実勢価格は3万2200円。6月20日には、日清フーズが開発に協力したオリジナルレシピなどを紹介するブランドサイトがオープンする。
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