サステナブル・エシカルをテーマに日本全国の工芸作家・工房の商品など暮らしの道具を扱うWISE・WISE tools 東京ミッドタウン店が、10月8日(金)~10月17日(日)の間、「緻密な手仕事展」を開催中だ。
■4名の国内作家の作品を展示販売
同展では、4名の国内女性作家による「金工」「陶芸」「切子」など緻密な手仕事が施された作品を展示販売。
金工作家のOHMOMO Saoriは、植物の種や実、昆虫等、自然の中にあるものをモチーフに、真鍮のアクセサリーや銅に錫をのせたカトラリー等を製作。
金属の板を金鎚で叩いて形を変えていく技法「鍛金」を用い、鏨(たがね)という道具でさらに模様を入れていく。
コンセプトは「日常にちょっとしたスパイスを与えるモノ」。叩き繰り返すことで生まれる、緻密で丁寧な装飾が魅力だ。
■インテリアとしても鑑賞できるカップも
陶芸家の髙橋亜希子は、「旅先の小さな島で拾った貝や珊瑚を眺めたり、中世の生活用具に惹かれている。日々の暮らしが楽しくなったり、心豊かな時間を過ごして頂けるような器づくりを心掛けている。」と語る。
“ガラスの煌めきを、日常でお使いになり、手の中で眺めて触れて切子を楽しんでいただきたい。いつもの食卓に切子の華やかさを添えられたら”と語る田添琴英は、切子技法の美しさに魅せられ、伝統的な紋様を基に新しいデザインを模索している作家。
陶芸家の児玉愛が手がけるのは、髪留めやブローチなど手仕事のやわらかな造形の磁器アクセサリー。
その制作技法を用いて一昨年より取っ手に繊細な装飾を施したカップを制作している。
時には花を飾ってみたり、アクセサリーをかけてみたりと、インテリアとしても側に置いておきたい作品となっている。
お気に入りを見つけてみては。
https://www.wisewisetools.com/news/20210928_chimitsu
(Yuko Ogawa)