大都会のイメージが強い東京だが、意外に広く、実は農業も盛んだったりもする。そんな東京の米で造られた日本酒を紹介しよう。
■霧ケ峰の伏流水を仕込み水に使う「諏訪五蔵」
長野県諏訪市の甲州街道沿い、わずか500mの間に5軒の酒蔵が立ち並ぶ一帯がある。
同じ霧ケ峰の伏流水を仕込み水に使いながら、それぞれに特徴のある個性豊かな酒を醸し続けてきたその5つの蔵は、「諏訪五蔵」と呼ばれるようになった。
その諏訪五蔵の一角を担う酒蔵「舞姫」は、東京都八王子産米100%の「高尾の天狗 純米大吟醸原酒 袋しぼり」を5月13日(木)より、年間1500本の数量限定発売する。
■まちづくりプロジェクトから始まった
「高尾の天狗」は、酒造りを通じて八王子を盛り上げていこう!と2014年に始まったまちづくりプロジェクト「はちぷろ(八王子酒造りプロジェクト)」で企画したもの。八王子市民、契約農家、酒蔵舞姫が中心となり、田植え、草取り、稲刈りなど、市民参加型で米作りから丹精込めて作った。
その米を使って、酒蔵舞姫の蔵人たちが想いを込めて醸した酒「高尾の天狗」。ラベル文字の”高尾の天狗”は高尾山薬王院・第32世大山貫主に開運を祈願し揮毫してもらったそうだ。
ラベルには、「八王子の豊かな田園風景が次世代につながっていく、そんな未来をつくる酒」という想いが込められている。
2014年、「まちおこし」から始まった「高尾の天狗」ものがたり。純米吟醸の発売から7年。いよいよ、純米大吟醸の発売に至った。
年間を通し、氷点下で原酒のまま貯蔵を行うことにより、米の持つ爽快さと、袋しぼりならではのふくよかな旨みが感じられる「八王子テロワール」の日本酒。
華やかな果実系の香りと芳醇な旨みは和食にピッタリ。爽やかな喉越しで切れの良い酒だ。
強めに冷やして、ワイングラスで飲むのもおススメ。
自分用にはもちろん、大切な人への贈りものや、また東京土産としても持参しても喜ばれること確実だ。
高尾の天狗 純米大吟醸原酒 袋しぼり
容量:720ml
原料米:東京八王子産 ひとごこち キヌヒカリ
価格:5,500円(税込)ギフトカートン入
舞姫公式オンラインショップ:https://netmaihime.jp/SHOP/1232302.html
はちぷろホームページ:http://www.hachipro.org/
(冨田格)