そこに住んでみたいと憧れる街。最新の住みたい街ランキングが発表された。
■最新の「住みたい街」はどこ?
全国の市と東京23区ごとに200項目以上の行政サービス、地域・行政情報を掲載しているみんなでつくる地域応援サイト「生活ガイド.com」は、「全国住みたい街ランキング2021」トップ100と地域別ベスト5を発表した。
この「全国住みたい街ランキング2021」トップ100は、2020年4月1日~2021年4月15日の約1年間で「生活ガイド.com」の会員23,119人が住みたい街として選んだ市区町村を集計したものだ。
調査概要
調査方法:インターネット調査 調査期間:
<トップ100> 2020/4/1〜2021/4/15
<地域別ベスト5>2020/4/1〜2021/3/31
調査対象:生活ガイド.com会員23,119名
■ランキングにコロナ禍が及ぼした影響
今回で9回連続1位を獲得した横浜市は、2位との票差は大きく非常に高い人気を誇っている。
2020年版より順位を上げたのは、世田谷区、名古屋市、京都市、那覇市で、前回より順位が下がっているのは、福岡市、神戸市となった。
注目は京都市と那覇市の2市。
昨年に引き続き京都市はランクを上げ、徐々に人気を戻しつつある。また那覇市も昨年から徐々にランクを上げ、トップ10に返り咲いた。
京都市は、外国からの観光客で「オーバーツーリズム状態」だったところから、新型コロナウイルスの影響で観光客が減り、住環境が良くなったと思う人が増加したと考えられる。また那覇市の人気上昇の要因は、都会の便利さとリゾートの要素を兼ね備えた点が、テレワークが推奨されている昨今におけるワーケーション需要と合致したとも推察される。
今回はさらに上位の政令指定都市の中で、行政区の順位と票の獲得割合を算出した。
横浜市は複数の区に人気が分散し、札幌市は中央区に1点集中、福岡市は中央区、博多区の2局集中とそれぞれの市で、票の獲得割合に特徴があり、興味深い結果となった。
「生活ガイド.com」は、水道料金や補助金・お祝い金、子育てに関する情報を2つの市区で比較ができるなど、住まい探しや暮らしに役立つサイトとして人気を集めている。引っ越しを考えているなら、参考にしてはいかがだろう。
全国住みたい街ランキング2021 全国ランキング:https://www.seikatsu-guide.com/rank_sumitaimachi/
全国住みたい街ランキング2021 地域別ベスト5:https://www.seikatsu-guide.com/rank_sumitaimachi_r/
(冨田格)