「棟方志功の福光時代展ー信仰と美の出会いー」棟方志功の疎開先・富山県からの作品を中心に展示〜

世界的に人気の高い、版画家・棟方志功。

日本橋三越本店では、2018年12月26日(水)~2019年1月7日(月)まで、新館7階催物会場にて、「棟方志功の福光時代展ー信仰と美の出会いー」を開催する。

左:「騎象普賢の柵(きぞうふげんのさく)」 右:「騎獅文殊の柵(きしもんじゅのさく)」 昭和24年/雪梁舎美術館寄託

棟方志功が好きな人はもちろん、日本を代表する版画家の美術品を鑑賞できる最高のチャンスに足を運んでほしい。

■福光時代とは
20世紀の美術を代表する版画家、棟方志功。今回の作品展では、戦時中に本人が疎開先として移住した富山県の福光町(ふくみつまち・現在の富山県南砺市福光)で過ごした時代の作品を展示する。

棟方はこの地の自然をこよなく愛し、居を構えて約7年生活。この間に多くの作品を残した。この時代を経て棟方は東京に帰還後、国際美術展でグランプリを重ね、「世界のムナカタ」と称されるに至る。

■今回の展示内容
棟方が福光時代に制作した数々の作品は、富山県外では今まで紹介されていない。

今回展示される作品は、棟方作品として有名な板画(はんが・版画)の他、倭画(やまとが・肉筆画)、油画、書といった、福光の地以外ではほとんど見る事ができない作品を中心に展覧する。

「五智菩薩図(ごちぼさつず)」 昭和21年 10面 (うち4面、航又何處) 書・倭画 襖 西方寺蔵

年末年始をはさんで短い期間だが、ぜひこの貴重な機会を逃さず棟方志功の技を見てみたい。

開催期間:2018年12月26日〜2019年1月7日
入場時間:
12月26日(水)~30日(日)及び1月6日(日)10:00~18:30
1月1日(火)は店舗休業日
1月3日(木)~5日(土)10:00~19:00
12月31日(月)・1月2日(水)・7日(月)10:00~17:30

(田原昌)