桜が終わり、色とりどりのツツジが咲き誇る季節。5月の連休頃になると、箱根・芦ノ湖畔に建つ「小田急 山のホテル」では広大な庭園にツツジが咲き始め、富士山や芦ノ湖をバックに絢爛たる景色が広がる。

ホテルでは5月1日（火）より、恒例の「つつじ・しゃくなげフェア2018」を開催。ツツジやシャクナゲの苗木をはじめ、箱根の名産品などの販売や、フォトコンテストも開催。また俳句の募集もあるので、気軽に参加してみては？

■開業以来70年間、受け継がれ、愛され続けてきたツツジ庭園
「小田急 山のホテル」は1948年に開業、今年70周年を迎える。広大な敷地を誇る庭園には、約30種3,000株のツツジと約20種300株のシャクナゲが植えられているが、その多くは岩崎小彌太男爵の別邸時代からのもの。

ツツジ庭園には樹齢100年以上たつ株や、人の背丈を超す株も多く、背の高い木も低い木も “玉仕立て”といわれる仕立て方で丸くきれいに刈り込まれている。つぼみがほころび始めるのは、ピンク、赤、紫、白の順。色とりどりのツツジは、土地の起伏を活かして、富士山に向かって駆け上がるように、また芦ノ湖に向かって流れ込むように配されていて、大小の丸い樹形が織り成す景色は一幅の絵のような美しさだ。

■期間限定「つつじスイーツ」新登場
芦ノ湖畔にたたずむ、山のホテル直営のデザートレストラン「プレミアムショップ＆サロン・ド・テ ロザージュ」では、ツツジの見頃に合わせて季節限定のツツジスイーツ「つつじ ～Azalée～ 」を4月9日（月）から発売している。

ロザージュは、日本紅茶協会にも認定された「紅茶のおいしい店」として、約20種類の紅茶を提供。今回の新作スイーツには、ダージリン紅茶にツツジの香りを加えた、オリジナルの「つつじティー」を使用。

スイーツのメインであるムースは、ミルクで煮出した「つつじティー」を使い、中には甘酸っぱいフランボワーズのジャム。ムースの下には、「つつじティー」のサブレ、上には「つつじティー」のアイスをのせて、ツツジの香りいっぱいに仕上げている。

例年だとツツジの見頃は5月上旬～中旬、シャクナゲの見頃は5月中旬～下旬。富士山や芦ノ湖の雄大な景色と共に、美しいツツジを眺めたい。

さらに、今年のツツジ観賞には、3月にデビューしたばかりの話題の新型特急ロマンスカー・GSEに乗って行くのがおすすめだ。

開催期間：5月1日（火）～5月下旬（ツツジの開花状況による)
庭園見学時間：9:00～17:00
庭園見学料：800円（ツツジ開花中）
URL：http://www.hakone-hoteldeyama.jp/

（田原昌）