4月1日(火)に発売されたデザイン誌『AXIS』最新号。表紙には建築家・安藤忠雄氏が登場し、巻頭では現在進行中のプロジェクトとともに、人生観や哲学を語っている。
特集は「EXPO 2025 大阪・関西万博」。55年ぶりの開催となる万博を、建築・デザイン・テクノロジーの視点から多角的に読み解く。
“未来の実験場”を紐解く──万博とクリエイターの視点
特集は、共創プログラムディレクター・齋藤精一氏と建築家・永山祐子氏の対談からスタート。彼らが立ち上げた「Expo Outcome Design Committee(EODC)」が、どのように万博の未来像を描いてきたかを紹介している。
また、世界最大級の木造建築「大屋根リング」を手がけた藤本壮介氏のインタビューや、アーティスト・落合陽一氏が挑む“変形機構彫刻建築”など、今万博で注目すべき建築・デザインの挑戦が目白押しだ。
若手建築家の提案から、海外パビリオンまで多彩な視点
今回の万博では、1980年以降生まれの若手建築家20組が会場内の施設設計を担当。誌面ではその中から4組にフォーカスし、持続可能性と実験精神にあふれた提案を紹介する。
加えて、サウジアラビア館やイタリア館など、64カ国が出展する海外パビリオンのハイライトも掲載。それぞれの文化やテクノロジーが織りなす“未来の片鱗”を垣間見ることができる。
「感動が原動力」──安藤忠雄氏が語る建築と人生
1969年の事務所設立以来、独自の美学を持つ建築を通じて世界に新たな価値を生み出してきた安藤忠雄氏。
国内外での大型プロジェクトや、「こども本の森」に代表される社会貢献活動、さらには展覧会や講演会を通じての積極的なメッセージ発信 ──「感動」を軸にしたその建築家人生を、本人の言葉とともに掘り下げる。
「EXPO2025」の今と、安藤忠雄氏の言葉を綴った最新号
建築家・安藤忠雄氏のインタビューを中心に、2025年大阪・関西万博に関わる注目プロジェクトを特集した『AXIS』最新号。丹下健三氏や岡本太郎氏らが活躍した1970年万博との対比や、若手建築家による提案も掲載されている。
時代の転換点を映す一冊を、その目で確かめてみてはいかがだろうか。
AXIS vol.232 spring
発売日:4月1日(火)
価格:2,500円(税込)
仕様:A4変型/和英バイリンガル
商品ページ:https://www.axisinc.co.jp/news/2025/1083.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000027474.html
(山之内渉)