今年の夏、元駅員が手掛ける直営クラフトビール醸造所「中央線ビアワークス(CHŪŌ LINE BEER WORKS)」が、JR中央線東小金井駅から武蔵小金井駅間の高架下に誕生する。
同醸造所では、多摩エリアを中心とした個性豊かなクラフトビールも取りそろえる予定となっており、中央線沿線のクラフトビール文化を発信する拠点となりそうだ。
クラフトビールでつながる、中央線沿線のくらし
「JR中央線コミュニティデザイン」では、中央線沿線の豊かなくらしづくりとクラフトビール文化の醸成に向けて、さまざまな取り組みを行ってきた。
2018年からは、JR中央線・南武線沿線にて、クラフトビールに関するイベント「中央線ビールフェスティバル」や「南武線ビアマルシェ」「西国分寺ビアフェスタ」などを実施。
また、クラフトビールの原料の一つであるホップは、JR中央線・南武線の駅や車両センター、ショッピングセンターなど、合計11か所で駅員や社員自身が栽培を行っている。
そして、駅員が育てたホップを使用したオリジナルエールビール「ぽっぽやエール」を、2021年より駅や沿線各地のイベントで販売。現在は、JR中央線高架下にある「26Kブルワリー」に製造委託をして生産している。
JR東日本が初めて開業するクラフトビール醸造所
この夏開業予定のクラフトビール醸造所「中央線ビアワークス」は、今まで行ってきたクラフトビールに関する経験を活かしたもの。JR東日本グループで初のクラフトビール醸造事業であり、小金井市内で初めての醸造所となる。
同醸造所に併設するタップルームでは、「中央線ビアワークス」醸造のクラフトビールのほか、ゲストビールとして多摩エリアを中心とした個性豊かなクラフトビールなどを取りそろえ、地域交流の場を提供する。
そしてロゴには、駅員が収穫したホップや醸造するビールを街に届ける様子を表現した「駅員」と「ホップ」をデザインの中心に取り入れた。
同醸造所では元駅員がブルワー(醸造家)となり、多摩地域の魅力を発信する商品開発に取り組む。新しいクラフトビールの誕生が楽しみだ。
中央線ビアワークス
開業時期:2025年夏頃予定
所在地:東京都小金井市緑町5丁目3番(JR中央線東小金井駅〜武蔵小金井駅間高架下)
JR中央線コミュニティデザイン公式サイト:https://www.jrccd.co.jp/company/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000005566.html
(田原昌)