若手アーティストによる「ポーラ ミュージアム アネックス展 2025」開催

銀座にある、ポーラコレクションから現代アートまで展示するギャラリー「ポーラ ミュージアム アネックス」では、毎年、若手アーティストの作品を展示する企画展「ポーラ ミュージアム アネックス展」を開催している。

今年は、2月7日(金)から4月13日(日)の会期中、前期と後期の2回に分けて異なる内容のグループ展を行うので、アート好きは足を運んでみてはいかがだろう。

若手芸術家の紹介や今後の制作活動につなげる企画展

ポーラ銀座ビルのコンセプトである3つの美、「美容」「美術」「美食」の1つ「美術」を担う、「ポーラ ミュージアム アネックス」。年間を通じ無料で閲覧できる企画展を開催する。

「ポーラ ミュージアム アネックス展」は、ポーラ美術振興財団が若手芸術家の活動を支援する助成事業の1つ*で、今年は6名のアーティストの作品を、前期と後期に分けて展示する。

アートのポテンシャルを拡げる作品を展示

同展覧会では、前期、後期それぞれ3名の展示を行う。

前期展示会は、2月7日(金)〜3月9日(日)にかけて「軌跡(ルーツ)を辿る」と題して展示。作品を展示する鎌田友介氏、武田竜真氏、スクリプカリウ落合安奈氏が、それぞれ持つ文化的背景から自身の内面や感情、価値観などを丁寧に掘り起こし、表現の原点を見出していく様を表現する。

鎌田友介 「Japanese houses (TaiwanBrazilKoreaU.S.Japan) 」2021年 木材、アクリル板、インクジェットプリント、1930年代に韓国仁川に建設された日本家屋の部材 2275×3640×180mm 福岡市美術館所蔵

武田竜真 「Halftone #39」 2024年 木製パネルに漆 600×500mm

スクリプカリウ落合安奈 ひかりのうつわ 2023-2024年 フィルム写真、5ch スライドプロジェクター/プロジェクター 可変 / Commissioned by Daimaru Matsuzakaya / Courtesy of ACK, Archive photo by Takuya Matsumi

後期展示会は、「マテリアルの可能性」と題し、3月14日(金)〜 4月13日(日)の会期で実施。作品を展示する入江早耶氏、安西剛氏、多田佳那子氏が自身の創造性を最大限に発揮。素材の特性を深く理解することでその魅力を引き出し、ユニークな表現創出を追求する。

入江早耶 「インディアナバードダスト」 2024年 図鑑、消しゴムのカス、樹脂粘土、短編物語 サイズ可変

安西剛 「Giant Micro Plastic Cushion」 2024年 クッションに写真印刷、プラスチックゴミ 各1000×1000×1000mm

多田佳那子 「Sentence Stress」 2023年 布に刺繍 155×310 mm

また、会期中の3月7日(金)から3月9日(日)は、国際的なアートの見本市「アートフェア東京」にも出展する。会場は、東京国際フォーラムホールE&ロビーギャラリーで開催。多くの人に作品を目にする機会を設けるとともに、作品の販売も予定する。

様々な個性を持ち、未来への可能性を秘めたアーティストたちの作品に触れる展示会で、創造力を刺激されるひとときを過ごしてみたい。

ポーラ ミュージアム アネックス展 2025
会期:2月7日(金)〜4月13日(日)
開催時間:11:00 〜 19:00  ※入場は18:30まで
所在地:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
公式サイト:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
アートフェア東京 公式サイト:https://artfairtokyo.com

PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000069355.html

(ERIKO T)

* 40歳未満のアーティストを対象に海外での研修を援助し、更に活発な創作活動を奨励しようとするもの