隈研吾氏がデザインを監修。光に合わせて表情を変える、サステナブルな板金製ランプシェード「渦」

板金の折鶴や壁掛けオブジェなどを手がけるウチノ板金が、新たに隈研吾建築都市設計事務所のデザイン監修による板金製ランプシェード「渦(うず)」を製作。今年3月に、同社が運営する工芸品ブランド「和國商店(わくにしょうてん)」の公式オンラインストアや、東京・東村山にある実店舗にて販売を開始する。価格は税込110,000円となる予定。

現在、東村山の実店舗では現物を展示中なので、気になった人は足を運んでほしい。

光を反射してさまざまな表情を見せるランプシェード「渦」

「渦」は、その名の通り渦巻くような形状が印象的なランプシェード。電球を囲むように薄い板金材を設置した独特のフォルムになっており、板金の一枚いちまいが光の反射によって多彩な表情を生み出す。

一般的に、板金は折り目をつけることで強度が出る。そのため同製品は薄い素材を使ってはいるものの、そうそう壊れることのない十分な耐久性を持つ逸品へと仕上がった。インテリア性も抜群だ。

薄い板金材を日本古来の建築板金技術でつなぎ合わせる

板金の素材にもこだわりが。同製品の板金は、和國商店でも使用している緑青銅板を始めとするさまざまな材で展開できるよう、それぞれの板を日本古来の建築板金技術「ハゼ組」を用いて職人の手でつなぎ合わせている。

これは、隈研吾氏のアイデアを元に、ウチノ板金の職人が具現化する方法を提案することで実現したものなのだそう。

板金廃材を再利用することで環境にも配慮。このサステナブルなアプローチは、和國商店がブランド全体で掲げる「循環」というテーマにも共鳴している。

和國商店の看板商品である「板金折鶴」は、そのデザイン性で海外からも高い評価を受けている。今回の製品からも、その技術力を感じとれるはずだ。

隈研吾氏との度重なるディスカッションを経て完成したランプシェード「渦」。板金職人の技術、廃材を再利用する仕組み、そして隈研吾氏のデザインと、あらゆる部分まで妥協なく仕上がっている。

特別な品を自宅に取り入れたい人は、正確な販売予定日が決まるまでブランドの動向から目を離さないようにしたい。

和國商店
所在地:東京都東村山市青葉町2-5-6
公式サイト:https://www.wakuni.shop/
公式オンラインストア:https://wakuni.thebase.in

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000060108.html

(IKKI)